第2回自然と親しむ子ども山登り教室(大岳山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
2名
健常者
8名
1
平成20年5月18日 大岳山 合計 12名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
2名
  コースタイム:大岳鍾乳洞入口(10:10)…大岳鍾乳洞(10:40-10:50)…大滝(11:20)
         …稜線(13:05-13:30)…大岳山荘(14:05)…大岳山(14:25-14:35)…
         大岳山荘(15:00-15:20)…御岳山ケーブル駅(17:05)
天候:
曇り

 今日は午後から晴れる予報だが、雲が多くどうも晴れそうにない天気だ。
 武蔵五日市からバスに乗車し、大岳鍾乳洞入口で下車する。ここで、準備体操などを行って、出発する。オオルリの声などを聞きながら、しばらく車道を歩き、鍾乳洞で休憩し、トイレを済ます。ここからさらに舗装道路を歩く。水量は少ないが、落差の大きな4段の滝がかかり、白糸のような水流で落下している。道路脇の沢も、なかなか迫力がある。
 しばらく行ってから、登山道に入る。昨晩雨が降ったのだろうか、登山道の石や岩が濡れていて、注意が必要だ。すぐに大滝にぶつかる。こちらも落差が大きく、激しく水が流れ落ちていた。その脇を登っていく。滝の落ち口にある桟道に注意しながら無事に通過する。まずは一安心だったが、滑りやすい石混じりの道や桟道を通過していく。先頭のKさんが渡った桟道にK君がさしかかった時、滑って1m程、落ちてしまった。すぐに私も下に下りて、通りがかった方の協力もいただきながら、K君を桟道の上に引き揚げ、桟道を渡ってもらった。この桟道は非常に滑りやすく、Jちゃんや後続の人たちも心配なので、ロープを固定して、それに自己確保を取って通過してもらった。
 ここから先は、これほど滑りやすいところはなかったが、今まで以上に慎重に登る。沢音の中に、ミソサザイのにぎやかな声がこだまする。すぐ近くに来て囀ってくれたこともあった。
 登山道は、沢筋を離れ、稜線に向けて次第に急登になっていく。木々の新緑が美しい。途中に良いところがないので、稜線まで登り着いたところで、遅い昼食とした。Hさんがおにぎりを転がしてしまう。Hさんはお湯を沸かして、K君の持ってきたみそ汁を作ってあげた。
 ここからはしばらく歩きやすい稜線を行く。目に鮮やかな新緑を楽しみながら進む。斜面を横切るトラバースに入ると、右側が切れているので、子どもたちの様子を見守りながら歩く。桟道も一部にあったが、無事に大岳山荘に到着する。ここから大岳山への往復だ。ザックをデポして、空身で登る。途中から滑りやすい岩場が出てきたので、慎重に登る。こんな岩場は、JちゃんもK君もはじめての経験だろう。少し怖がっていたが、適切なサポートで順調に登り、山頂に到着した。雲が広がっていて、残念ながらあまり展望は良くなかった。山頂標識のところでは、みんなで代わる代わる写真を撮り合う。JちゃんもK君も写真を撮ることも好きだ。
 もっとゆっくりしたかったが、時間が迫っているため山頂を早々に後にする。下りは一層慎重に、一歩一歩確実に足をおいて下りる。大岳山荘に着いたところで、Hさんからコーヒーを湧かして振る舞っていただく。

 ここからは、これまで以上に厳しい岩場が現れたが、しっかりとサポートをすることで乗りきり、御岳山に続く広い道に出た。K君は、御岳山の山頂、奥の院に行きたがっていたが、今回は時間をオーバーしているため、次回の楽しみに取っておいてもらう。新緑の美しい道が続き、オオルリやセンダイムシクイが元気に鳴いているが、ケーブルの駅まではまだまだ遠い。樹齢350年という天狗の腰掛杉の大きさにビックリする。長尾平展望台の近くから登ってきた大岳山が遥か遠くに見えていた。今日は長い行程を本当に頑張ったと思う。少し行くとコンクリートの道になる。御岳神社の石段の下でお参りをして、無事に着いたことを感謝する。コンクリートの道を頑張って急ぎ、ケーブルの駅に到着し、すぐに発車するケーブルに乗り込んだ。満員のお客さんと共に下におり、滝本からはバスで御岳駅に向かった。

記:網干

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