荒船山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
4名
健常者
10名
1
平成20年9月13日 荒船山 合計 14名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:内山峠(10:15)…艫岩展望台(12:05-12:45)…経塚山(13:20-13:35)…
         相沢登山口分岐(14:10-14:20)…相沢登山口(16:10)…三ツ瀬(16:45)
天候:
曇り

 下仁田駅からタクシーで内山峠まで入る。途中、荒船山がよく見えるところで、写真タイムを取っていただいた。内山峠に着き、自己紹介をしてから、歩き始める。今回は、自然と親しむ子ども山登り教室に参加して、山が好きになったJちゃんも会員として初参加だ。今回は大人ばかりだけど、楽しんでもらえるだろうか?
 登山口には、2箇所ほど、登山道が崩れて危険なため、登山禁止と書かれていたが、多くの人たちがすでに登っている。もしもの場合は、引き返すことにして、出発する。

 この道は標高差はわずかしかないが、何度か上り下りを繰り返す。後から、「せっかく登ったのにもったいない」という声が聞こえる。
 後の方がにぎやかで、Jちゃんは山登り教室との違いにおどろいていたようだ。「大人も子どもと変わらないなあ」と思ったのではないだろうか?

 それほど危険な道はないが、時折、両側が切れたところがあり、慎重に歩いてもらう。紅葉にはまだ早いが、もう深い緑ではなく、色が落ち黄緑色になり始めている。時折、ハッと目を見張るほど、美しく色づいた葉もあった。

 2箇所ほど、崩れた登山道を慎重に声、荒船山を象徴する垂直の岩壁、艫岩が見え始めてくると、登山道も岩場混じりとなってくる。しかも、急登になり、ジグザグに登る。木々の間から空が見え始めると稜線は近い。

 稜線に着くと、私たちの挨拶に六根清浄と歌いながらすれ違う集団がいた。Jちゃんの友だちに、こういうグループに入って山に登った人もいるという。だけど、その友だちはどこの山を登ったのかは、全く覚えていないそうな。挨拶を返してもいけないらしい。

 艫岩展望台に着き、ここでお昼にする。すばらしい展望台だが、今日はあいにく雲が多く霞んでいて遠くが見えない。岩のヘリまでいって、おそるおそる下を覗くが、岩場を見られるところまでは近づけない。昼食後、記念写真を撮って、経塚山に向けて出発する。途中、相沢登山口への下山ルートを確認し、平坦な登山道を進む。この道は、とにかく平坦で歩きやすい。山上にいるとは思えない、ハイキング道を歩いていると、経塚山への最後の登りにさしかかった。今まで楽をした分、厳しく感じる。山頂まであと少しというところで、Sさんの友だちに出会った。登山口でお会いした方たちだが、こんなところで会えるのは、本当に珍しいですね。

 経塚山の山頂で記念写真を撮って、下山にかかる。相沢登山口への分岐で少し休み、急な下山道を下っていく。最初は階段になっていて、ガードレールまであった。左手には、艫岩の垂直の岩壁が見える。下山路で、タマゴタケを見つけた。誰かもらってくれる人がいるのではと持ち帰ったが、地元の人もこのキノコを知らず、残念ながらゴミ箱行きとなってしまった。タマゴタケに申し訳ないことをしてしまった。

 下山路をぐんぐん下り、右手の沢が近づき、また遠ざかって、今度は左手の沢が近づくと、杉林が切れ始めて、林道に飛び出した。林道を歩きながら、携帯電話の通じるところに来たら、タクシーを呼んで三ツ瀬から少しでも奥に入ってもらうことにする。

 岩場や難所もあり、また歩きやすい道もあり、展望台もあり、変化に富んだおもしろい山でした。

記:網干

2008年度活動報告(山行)に戻る