秋川駅に着き、秋留橋方面のバスの時間を見たら、次は１１時２０分発だった。しかし、みんなの意見は歩いてもすぐに着くということだったので、バスを使わず歩いていくことにする。

　駅の南口に出て、左側に進み、４１１号を右に歩く。４１１号手前のイチョウがきれいに紅葉していた。
　古風な黒塀に囲まれた中村酒造の入口にある柿の木には、メジロやスズメ、そしてムクドリやヒヨドリ、ツグミなどが次々に来ていたので、望遠鏡で数人の人たちに見てもらった。

　さらに車道を歩くと、右から圏央道が近づき、インターを過ぎるとそこが秋留橋だった。見下ろす秋川では、ダイサギやアオサギ、それにカワウが見られた。また、川の上流には、サマーランドの観覧車が見えていた。
　橋を過ぎ、ボウリング場の駐車場の奥から山道に入っていく。尾根に出るまでは、なかなかの急登だった。しかし、尾根に出るとなだらかな道が続いている。色づいた木々を楽しみながら歩いていると、鮮やかな緑色が目に飛び込んできた。密集した竹林だった。紅葉した木々の中にあって、鮮やかな緑は新鮮に感じた。竹林を過ぎると、祠とベンチのある二条城趾に着いた。１２時を回っていたので、ここで昼食タイムとする。恒例のお菓子配りが始まり、にぎやかになる。お菓子を配っていたサンタさんは、いつお昼を食べたのか分からないくらい、口が忙しかった。サンタさん、いつもお菓子をありがとうございます。

　そこから山道を歩き、紅葉の美しい場所を通り過ぎると、左側にゴルフ場のグリーンが近づいてくる。雹止山には、ちょっと急なところを登った。雹止山は、ゴルフ場の最上部という感じで、ゴルフ場がよく見える。集合写真を撮って、帰りは緩いところを探して下った。しかし、小３のＹちゃんは、登った時の急な道を下りたかったようだ。

　ハイキングコースに戻り、サマーランド自然園のゲートを右に見てさらに進んでいく。左側に広い上川霊園を見て、さらに行くと、五日市ゴルフ場に出る。さらに、右後ろに網代トンネルを見送って行くと、秋川にかかる山田大橋に着く。秋川の河原では、たき火をしていたようだ。

　あとは、車道をぐんぐん進んで、武蔵増戸駅に計画の１０分前に到着。計画の１本前の電車に飛び乗った人たちもいたが、トイレなどを済ませて、予定どおりの電車で帰ることにする。今日は、どんよりと曇った一日でしたが、雨にふられず、風もなかったために、それほど寒く感じずに、丘陵の秋を楽しむことができました。

記：網干