第3回自然と親しむ子ども山登り教室(三頭山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
2名
健常者
21名
1
平成21年6月14日 三頭山 合計 24名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:都民の森(10:40)…三頭大滝(11:10)…三頭山避難小屋(12:15-13:00)
         …三頭山西峰(13:10-13:25)…都民の森(15:15)
天候:
曇り

 今日は、夕方頃夕立のような雨が降る予報だった。予報が当たって、登山中には一度も雨に降られずにすんだ。

 曇り空の下、都民の森の駐車場近くで、挨拶と体操をして出発する。歩き始めると、すぐにモミジイチゴの実がなっていた。子どもたちに教えると、みんな喜んで実を摘んで食べている。

 ウッドチップを敷き詰めた足に優しい道を緩やかに登り、晴れていると展望の良いところで、子どもたちの記念写真。さらにウッドチップの道を進み、時々現れる甘いモミジイチゴを楽しみながら進むと、三頭大滝に出る。大滝は、比較的水量が多く、滝見橋の上から見て楽しんだ。

 大滝を過ぎると山道になる。清らかな水の流れる沢沿いの道は、しっかり整備されていて、歩きやすい。炭焼きの跡を通り過ぎ、登っていくと、ミソサザイが岩の上で囀っていた。味噌色をしたミソサザイを、子どもたちに持てもらえて良かった。

 野鳥観察小屋への分岐で休憩する。すぐ近くでオオルリの歌声がするが、梢にいるのだろう、見つけることはできなかった。子どもたちは、沢に降りて水の中に何かいないか探し回っている。

 分岐から少し歩いたところで、オオルリの声が間近に聞こえたので、近くにいるのではないかと探したら、木の枝に止まっていました。緑の中に、白いおなかを見せて枝に止まっている。前の方にいた子どもたちしか見られなかったが、滅多に見られない青い鳥を見てもらえて良かった。

 登山道は沢を離れ、ムシカリ峠へと登っていく。センダイムシクイやヤブサメの声が聞こえてくる。雲の中に入ったらしく、周囲は霧に包まれてきた。

 山の斜面をトラバースすると、ほどなくムシカリ峠に到着した。ここから山頂とは反対側にある、三頭山に避難小屋で昼食にする。数人の子どもたちは小屋の中で食べていたが、他は外の方が明るいので、外で昼食を取っていた。

 昼食後、山頂に向かう。子どもたちは元気が良くて、他の大人のグループを追い越して、ぐんぐん登っていく。ヤマツツジの花が登山道の脇に見え始めると、すぐに山頂に到着した。山頂からは、富士山が見えるはずだが、今日は残念ながら霧におおわれていて見えない。みんなで記念写真を撮って、山頂を後にする。

 最初の山頂は西峰だが、続いて中央峰、東峰と縦走し、東峰から下山にかかる。尾根通しの「ブナの路」を歩き、見晴小屋まで少し登る。ここで休憩して、探鳥の道を下る。

 「探鳥の道」を下っていると、キビタキやジュウイチなどの声が聞こえてきて、「やっぱり野鳥の多いコースなんだな」という声が聞こえてくる。

 「探鳥の道」から「回廊の路」になると、斜面をトラバースするようになる。右側が切れているため、子どもたちには注意して歩いてもらう。トラバースが終わると、スポーツ歩道になる。フィールドアスレチックの用具があるが、柱が腐っているため、子どもたちには我慢して下ってもらう。それでも「使用禁止」の張り紙のない網のコースなどを子どもたちは楽しんでいた。

 スポーツ歩道を過ぎると、歩きやすい道になる。森林館が見えたが、ここに寄るとバスに遅れるため、そのままバス停に向かう。計画書のバスの時間が間違っていて、30分くらい遅いバスがあったので、それに乗車することにする。都民の森の駐車場で解散とし、15時28分のバスに乗り込んだ。

 帰りの電車は、新宿まで直通の方がゆっくり座って帰れると思って、ホリデー快速に乗ったが、立川駅で人身事故があって、乗った電車は立川止まりとなってしまった。振り替え輸送があるということで、多摩川都市モノレールと京王線を乗り継いで新宿駅に向かった。ハプニングがあって、帰宅が大幅に遅れてしまいましたが、子どもたちは最後まで元気でした。

記:網干

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