真名井沢個人山行報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者 | 0名 |
健常者 | 5名 |
1 |
平成21年7月20日 | 真名井沢(奥多摩・大丹波川) | 合計 5名 | 会員外 (賛助員含む) |
障害者 | 0名 |
健常者 | 0名 |
コースタイム:上日向(9:35)…とりがや橋(10:00)…遡行準備(10:10-10:25)… F1下(11:15-11:30)…F1上(12:00)…昼食(12:35-13:10)… 奥の二俣(13:30)…真名井北稜(15:45-16:00)…上日向(18:00) |
天候: 曇り |
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上日向のバス停の先の橋を渡ったところに車を置き、林道を歩く。途中、右手にある北稜の下山路を確認する。送電鉄塔の巡視路の標識があるところに下りてくることになるはずだ。 林道を少し歩くと、とりがや橋に到着する。ここから真名井沢の方に入っていく。ワサビ田がいくつもあるようだ。少し行ったところで、沢用に足ごしらえをする。ハーネスなども装着しておく。 沢の中に入って、ひたひたと登っていく。先頭はクモの巣払いの役目も負うことになるが、何度かクモの巣が手にまとわりついて気持ち悪い。気持ち悪いと言えば、ツチガエルだろうか何度も大きなカエルが現れた。しかも、足下に何かがくねっているなと思ったら、なんとヤマカガシがカエルを掴まえてかみついていたのだった。こちらは、びっくりして悲鳴を上げて引き下がった。ヤマカガシに飛びかかってこられたら溜まらないところだった。ヘビもこちらにびっくりしたのか、カエルを取り逃がしてしまった。 そんなことがあって、ちょっと萎えた人もいたが、小滝が次々現れて少しずつ楽しくなってくる。しかし、木々の葉に被われ、しかも雲天の今日は非常に暗い。 本流が左に折れ曲がったところが二俣だった。その先にF1があることを確認して、休憩とする。F1は水流の右側の壁を登る。一箇所だけハーケンが打たれていた。ここはロープを出して全員が登る。上部は、あまりがっちりとしたホールドがないが、スタンスを信頼して登っていく。 5m程度の滝が現れたが、これがF2だろうか? 水流の左側が簡単に登れそうだったが、釜が深くて近づきにくい。Fさんのアドバイスで、右側の壁をトラバース気味に滝に近づくことにする。かぶり気味になったところで、一段下に下がったら、簡単に登れた。ここは、みんなノーザイルで登っていく。 小滝を楽しく登っていくと、奥の二俣に到着。遡行図どおり、小滝が二つあり、左に大きな岩があった。そこからしばらく行くと倒木が増えてくる。その後も、2箇所ほどザイルを出して確保しながら登る滝があった。 高度計が1,000m位になり、F3はもう過ぎてしまったのだろうかと思っていたら、最後に、ガイドブックの通り、黒くぬめった滑りやすい滝が現れた。ここもザイルを出し、突破する。ここを過ぎると、もう沢登りというより、落ち葉に被われた土の急斜面という感じだ。足場がズルズル崩れ落ちそうだが、とにかく滑るよりも早く登るぞと頑張る。 みんな体力的にもきつくなってきているため、急な斜面が終わったところで、30mのロープを太い木に固定し、それに掴まって登ってもらうことにする。 最後の急斜面を登ると、そこが真名井北稜だった。みんなで労をねぎらって、沢装備を外し、登山靴に履き替える。 ここから北稜を下る。しっかりと踏み後はあるが、一般道ではないため、尾根の分岐などでは、赤や青のテープを探しながら下った。送電線の鉄塔が見えるところに出たら、高水三山や御岳山の展望が広がる。新宿方面も見えていたようだ。ここからも、ルートに注意し、鉄塔や送電線を確認しながら下る。少し膝が痛くなりかけた頃、林道に到着した。 沢の中は暗かったのですが、なかなか充実感のある沢でした。最後は、もえぎの湯で汗を流して帰りました。 記:網干 |