竪破山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
6名
1
平成21年6月28日 竪破山 合計 9名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:舗装道路末端(10:40)…林道分岐(11:10)…竪破山(12:30-13:00)…
         舗装道路末端(14:00)
天候:
曇り

 十王駅からタクシーで登山口まで向かう。空は曇り空だが明るいので、雨の心配はなさそうだ。

 タクシーの運転手さんは、竪破山なら登山口から20分で登れるとのこと。そのためか、私たちは舗装道路が終わるところで下ろされた。

 タクシーを降りたところで、早速、赤いイチゴが迎えてくれた。帰ってから図鑑で調べたら、たぶんニガイチゴだったのではないかと思った。
 しばらく林道を、ワラビやマタタビを楽しみながら歩く。モミジイチゴもなっていた。

 林道が分岐するところがあり、林道と林道の間に黒前神社と書いたプレートのある登山道らしきものがあったが、ガイドブックに従って、左の林道を進む。すると、すぐに駐車場に着き、そこから登山道が始まっていた。

 登山道に入ると、次々に名前が付いたおもしろい形の石が現れる。不動明王が祭られた不動石、次は鳥帽子石、手形石、畳石と続き、あかねやき釜というめずらしい炭焼きの釜を見ると、弁天池に到着する。東屋もあったが、暗くて休む気にならないので、そのまま進む。

 新しい仁王門に向かう階段を見送り、一番おもしろい形をした太刀割石に向かう。太刀割石は、大きな丸い石を刀でスッパリと切ったようなおもしろい形をしている。しかも、割られたもう一方のような石がすぐ近くに立っているので、なおさら興味をそそられる。どうして、こういうところに突然、こんな石があるのか不思議だ。

 シメジのようなキノコがあり、「これはエノキだ」という声もあったが、眉唾物だ。羽化したばかりのようなきれいな蛾は、オナガミズアオだったのではないだろうか?

 いろいろ楽しみながら歩いていると、黒前神社に到着した。ここには、甲石があり、石の上に樹木が生長していた。樹木の生命力に驚く。ここから今日一番の急登となる不揃いな石段が始まる。上り着いて、もう少し行ったところが展望台のある竪破山山頂だ。竪破山の「竪」は、堅いという字ではない。しかし、小さな標識は、堅破山になっていた。本当の字を知らない手書いたのだろうか?

 展望台に上がると、曇り空だが視界は意外に良好で、高鈴山や神峯山が見えていた。遠く、日光の山々も、木の影に見えていた。

 記念写真を撮った後は、不揃いな石段を通らないでよい道はないかと思っていたら、ちょうど斜め左にトラバース気味に降りる道があったので、そこを下ると、黒前神社に飛び出した。下りは、仁王門を通り、来た道を引き返す。寄り道せずに下ると、あっという間に林道に飛び出した。それでも、タクシーの運転手さんとの待ち合わせ時間にあと20分しかないので、少し急ぎ気味に引き返す。

 運転手さん達は、私たちを待っている間に、ワラビを10数本取っていた。

 地味な山でしたが、イチゴと、オオルリ、ヤブサメ、ホオジロなどの野鳥の歌声、そしていろんな石を楽しんだ一日でした。

記:網干

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