明星ヶ岳山行報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者 | 2名 |
健常者 | 11名 |
1 |
平成21年11月3日 | 明星ヶ岳 | 合計 13名 | 会員外 (賛助員含む) |
障害者 | 0名 |
健常者 | 0名 |
コースタイム:強羅駅(10:20)…大文字(11:55-12:50)…明星ヶ岳(13:00-13:10)… 塔ノ峰(15:20-15:30)…阿弥陀寺(16:05-16:10)…箱根湯本駅(16:30) |
天候: 晴れ |
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昨晩は雨がふっていたが、今朝、家を出る時は星空が広がり、オリオンとシリウスがよく見えていた。また、月もほぼ満月で、西の空に浮かんでいる。今日の好天が期待できそうだ。しかし、寒気に被われているため、寒かった。 小田急線の車窓からは、富士山が右に左によく見えた。強羅駅に向かう登山鉄道は、かなりの混雑で座れなかった。強羅駅から歩きはじめる。行く手には大文字のあとがはっきり分かる明星ヶ岳がよく見え、その左手には明神ヶ岳も見えている。ふり返ると、早雲山や早雲地獄が見えている。紅葉はまだこれからという感じだが、ところどころ色づいている。 標高差で100mほど下って宮城野橋を渡る。ここから登りとなる。車道を登り、老人ホームを過ぎたところで、さらに急なコンクリート道を登る。少し行ったところから登山道になる。 ここからは一気に急登になる。今日は木枯らしが吹くような寒い予報だったが、それほどでもなく、特に登っている時は、少し暑いくらいだった。紅葉しはじめた木々を見上げながら、足下の滑りやすい岩に注意して登る。電線がほぼ登山道に沿って張られているが、これは大文字焼きのためのものだろうか? 急な道を登っていると、木々の間から富士山が見えてきた。すでに7合目くらいから上は真っ白だった。さらに登っていくと、ひょっこりと大文字焼きのあとに飛び出す。正面には、富士山が雲をたなびかせ、どっしりと佇んでいる。その右手には、とんがった金時山が見える。富士山の左手には、箱根の最高峰、神山と駒ヶ岳が聳えている。すばらしい展望に歓声が上がり、ここで昼食タイムとすることにした。頂上は展望がないため、ここがベストの場所だろう。足下には、リンドウやヤマラッキョウの花が咲いていた。 昼食後は、いきなり大きな段差を上がることになる。登山道は、竹のトンネルの中を行くようになる。少し登ると、明神ヶ岳との分岐に着く。明星ヶ岳の山頂は、もう少し先だ。防火帯に付けられた登山道を歩くと、何の変哲もない山頂に到着した。山頂の標識も、恥ずかしそうに奥に立っている。富士山などもほとんど見えなかったが、南に目を向けると、海が見えていた。相模湾とその向こうに見えるのは房総半島のようだった。右手には大島も見えている。海は真っ青で、くっきりと見える。 山頂からしばらくは、展望の良い場所が続く。ただ、富士山はすでに雲に包まれていて、山頂はほとんど見えなくなっていた。樹林帯に入っていくと、富士山の代わりに丹沢の大山が樹林の間に見え、小田原の街は真っ白に見えた。塔ノ峰への道は、時折、急な下りが現れる。滑っても危険はないが、姫は尻餅が嫌いなので、上品(本人がそう思っているだけ?)に歩いている。 車道におり、さらに塔ノ峰に向かう。車道から登山道に入り、山頂手前の伐採地からは、丹沢の山々がくっきりと見えた。太陽が西の空に傾いたため、やや赤みを帯びているようだった。少し歩くと、塔ノ峰に到着した。ここは、以前、当法人でも来たところだ。あの時は初夏だったと思うが、汗だくになって歩いた思い出がある。今回は、快適だが、日が傾いてきたので、かなりひんやりしてきた。 山頂からは、急な下りが続く。ところどころ、石があり歩きにくいが、順調に阿弥陀寺に到着した。ここからはコンクリートの急な道を下る。右手に登山鉄道の線路が見えてくると、箱根湯本駅は近い。予定より少し遅れで、箱根湯本駅に到着。ここで、解散として、急ぐ人は電車に飛び乗った。ゆっくり組は、買い物をして、電車に乗り込む。車窓から、東の空に大きな満月が上がってくるところが見えた。大きな月に見送られながら、家路についた。 記:網干 |