武川岳(清掃登山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
7名
健常者
15名
1
平成21年12月6日 武川岳 合計 24名 会員外
(賛助員含む)
障害者
1名
健常者
1名
  コースタイム:一の鳥居(9:50)…妻坂峠(10:50-11:00)…武川岳(11:40-12:20)…
         天狗岩(13:40-13:50)…名郷(15:30)
天候:
快晴

 昨晩の大雨がうそのように、今日はスッキリと晴れ、すばらしい天気に恵まれた。

 横瀬の駅でタクシーに分乗し、一の鳥居に向かう。秩父盆地は、昨晩の雨の影響もあってか、深い霧に沈んでいた。しかし、上空は真っ青な空がのぞいている。武甲山も霧の切れ間からよく見えていた。

 一の鳥居に着き、自己紹介のあと、妻坂峠に向けて登る。最初は緩やかだった登山道も、車道を横切るあたりから次第に急になってきた。紅葉のすでに終わり、葉を落としている木々が多い。傾斜がやや緩やかになり、トラバース気味に登っていくと、武甲山がよく見えるようになってきた。こちらから見ると、奥武蔵の盟主らしい貫禄を持って、どっしりと聳えている。秩父と名郷を結ぶ妻坂峠に着き、ひと休みする。木漏れ日が差し込み、気持ちがよい。しかし、足元を見ると、かなり昔に捨てられたような瓶や缶が散らばっている。ゴミ広い隊の方に活躍していただき、全てのゴミは無理だが、できる範囲で拾っていただいた。

 妻坂峠を過ぎると、急登が待っていた。山頂手前の平坦地までぐんぐん登っていく。Mさんは、お父さんと力を合わせて登っていく。K君やTさんもぐんぐん登っていく。武甲山の山頂と標高がかなり近づいてきた。葉を落とした木の向こうに、真っ白になった浅間山が遠くに見えていた。

 傾斜が落ち、木漏れ日に包まれた登山道を気持ちよく歩いていくと、武川岳の山頂に到着した。予定より40分ほど早いが、下りのことを考えると、ちょうど良い時間だった。山頂からは、奥多摩方面の展望もある。日だまりを背にしていると、少し暑いくらいで、風もなく最高の天気だ。

 山頂で集合写真を撮り、予定より40分早く出発する。出発の時、小6のJちゃんにサポートしてみないか聞いてみたら、やってみるとのこと。サポート初体験は、Fさんのサポートをお願いした。少し急なところは無理だと思ったので、交替した方がよいと言ったのだが、他の方たちが見守ってくださり、少し急なところもサポートしていた。
 前を歩いていたTさんも、Aさんのサポートをしてみる。Tさんは、2回目の体験だが、危なげなく順調にサポートしていた。

 頼もしい若者たちのがんばりで、順調に下っていく。前武川岳も過ぎ、右手に網の張られた急な登山道も、TさんはFさんのサポートをしていた。天狗岩に着き、ここから先は、危険な場所なので、力強い男性陣にサポートを代わっていただく。どこが天狗岩なんだという声があったが、下って行くにつれてその大きさが分かり、Mさんは、天狗が岩から岩へと飛び移るような大きな岩場なので、天狗岩というのだなと言っていた。

 無事に天狗岩を通過し、なおも続く急な道を下っていくと、真っ赤に紅葉したもみじが見えてきた。今日一番の美しいモミジを楽しみながら進むと車道に飛び出した。車道に下る階段が、かなり厳しく、もし踏み外すと3mくらい下の道路に落ちてしまうため、慎重に下っていく。車道に出ると、あとはバス停に向けて足早に歩を進める。予定のバスは乗れなかったが、30分後にバスがあり、それに乗って飯能に向かった。

 今日は、聴覚障害のHさんが参加してくださり、行きの電車の中で、手話を少し勉強してきた。また、子ども山登り教室以外で登山に初めての参加となる、K君も楽しかったと言ってくれました。そして、TさんとJちゃんのサポート体験など、盛りだくさんの収穫があった登山でした。そういえば、ごみ拾い大賞は、Yさんだったでしょうか? いろいろあって、ごみ拾いがどこかに行ってしまいました。

記:網干

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