菜畑山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
6名
健常者
11名
1
平成22年1月24日 今倉山・菜畑山 合計 17名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:道坂トンネル入口(10:05)…今倉山(11:35-12:15)…
         水喰ノ頭(13:20-13:30)…菜畑山(14:15-14:35)…曙橋(16:00)
天候:
快晴

 都留市駅からタクシーに乗り、道坂トンネル入口で下車する。今日もすばらしい天気に恵まれ、空には雲一つない。周囲の木々では、ヒガラやヤマガラがさえずっていた。雪もほとんどないようだ。

 自己紹介のあと、トンネルの左脇を登り始める。小1のS君が、全盲のAさんをお試しサポートしてみる。元気いっぱいのS君は、速いペースでぐんぐん登っていく。前に立って、ブレーキをかけなければならないくらいだ。

 木漏れ日の登山道を登っていくと、道坂峠に到着した。今まで見えなかった鳥ノ胸山や加入道山が見えてくる。急な今倉山への登山道を登っていると、西の方角に白い峰が見えてきた。白峰三山かなと思ったが、さらに南部の荒川三山、赤石岳、聖岳だった。さらに登ると、塩見岳も見えてきた。後をふり返ると、御正体山の上に富士山が姿を見せてきた。最高の展望に大満足だった。南アルプスの手前には、三ッ峠山もよく見えている。

 急な登りをがんばると、本日の最高峰、今倉山に到着した。この山は、山梨百名山だった。山頂からは、八ヶ岳や金峰山が木々の間から見える。すばらしい青空の下で、昼食タイムとする。今回は節分の鬼のお面を頭に付けたFさんが、いつものお菓子配りをしてくださる。いつも、本当にありがとうございます。

 山頂で記念写真を撮ったあとは、唐沢尾根に沿って菜畑山を目指す。そこかしこにイノシシが掘ったような穴が空いている。この尾根は、イノシシたちの天国のようだ。ただ、登山道は、ぼこぼこしていて歩きにくい。

 しばらくアップダウンを繰り返していると、黒斑のある白い大きな犬が現れた。飼い主に捨てられたのだろう。首輪をしたままだ。ただ、アンテナのようなものを付けたもう一つの首輪もしていた。私たちの前になり、後になり、しばらく一緒に歩いていた。

 水喰ノ頭で休憩中も犬は、あっちへ行ったりこっちに来たりを繰り返している。菜畑山の手前で見えなくなったが、1時間近く同行していた。
 菜畑山への尾根から振り向くと、お昼を食べた今倉山が見え、その右手には木々の間から北岳が見えてきた。うっすらとだが、甲斐駒ヶ岳も見えている。

 日だまりの尾根を歩き、菜畑山に到着すると、さらにすばらしい展望が待っていてくれた。東側に裾野を引いた富士山がよく見え、山伏峠から山中湖へと通じる道志みちは手に取るように見える。正面には丹沢の加入道山と大室山が堂々とした風格で佇んでいる。遠くには、新宿の高層ビル群も見えていたようだ。

 菜畑山からは、急な下りで一気に高度を下げる。S君は、全く疲れを見せず、元気に下りてくる。急な道を20分ほど下ると、テレビの中継塔に到着した。ここからは、そのまま林道に沿って下る。途中でタクシー会社に電話をして、曙橋まで迎えに来てもらう時間を連絡する。予定より1時間近くタクシーに乗れそうだ。養鶏場を過ぎ、曙橋に電話で伝えたとおりの16時に到着した。タクシーに分乗し、逆光に浮かぶ富士山を見ながら帰途についた。

記:網干

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