個人山行(水根沢)報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者 | 1名 |
健常者 | 4名 |
1 |
平成22年8月22日 | 奥多摩・水根沢 | 合計 5名 | 会員外 (賛助員含む) |
障害者 | 0名 |
健常者 | 0名 |
コースタイム:水根駐車場(10:10)…水根沢キャンプ場上部入渓(10:30)… |
天候: 晴れ |
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ふれあいキャンプ終了後、個人山行で半日コースの水根沢を計画した。ここは、釜のへつり、泳ぎ、滝の登攀が連続している沢で格好のゲレンデである。5、6組のパーティーが入っていた。未成年会員のKくん、沢は初参加である。Aさんを登攀隊長としてトップを行ってもらい、次にKくん、そしてKRちゃんのサポートを私とTさんで、遡行をおこなった。 ゴルジュぽい両岸が狭まる谷を小滝、釜、を超えながら進む。深い釜を持った3m滝が現れる。両岸が切り立っているので、釜を泳ぐしかなく、Aさんが飛び込み、段差のある向こう岸の岩棚に這い上がる。Kくんが2番手、お母さんより金槌と聞いていたが、なかなかどうしてすいすいと平泳ぎで向こう岸につき、Aさんのロープ確保で這い上がる。 そうこうしているうちに2m幅に谷が狭まり幅1mくらいの高さ3m位の滝が落ちている。ここは、両手・両足を両岸に突っ張り這い上がる。皆さん、初めてにしては身が軽くうまい突っ張り登攀であった。Tさんなんか力強い突っ張りでした。 10m大滝が現れる。先行者は釜に飛び込み滝左手を登っているが、我々は右側壁7mくらい上を小さな岩角を手掛かり、足がかりとして微妙なバランスでトラバース、Aさんのロープ確保で全員無事通過。Kくん、Tさんは難なく通過。KRちゃんは、薄暗さもあり小さな手がかり、スタンスが見えない様子、よく粘って頑張って通過した。 半円の滝が現れる。5mほどの高さから半円のスライダー状に急な傾斜で滝が落ちる。この沢のフィナーレである。これは、突っ張りで登攀するが、落ちればしこたま膝や肘を打ち、骨折の可能性もあるので登らず、滝の左側リッジを登り越える。この先で遡行を終了とする。 中級の沢であるが、Aさんの登攀リードおよびロープ確保、沢初体験のKくんの物おじしない身軽さ、Tさんのこれまた度胸のある安定した登攀、KRちゃんの岩ごろごろ、滝いっぱい、さらに泳ぎありを乗り越えての頑張り、お見事でした。 暑い夏の一日でしたが、涼しく、スリル満点の、かつ楽しい山行を無事終えることができました。 記:平野 |