物語山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
6名
1
平成23年1月8日 物語山 合計 9名 会員外
(賛助員含む)
障害者
1名
健常者
1名
  コースタイム:サンスポーツ(10:25)…物語山西峰(12:30-12:35)…
         物語山(13:40-13:45)…物語山登山口(15:00-15:10)…
         サンスポーツ(16:10)
天候:
快晴

 今日は、この冬一番の冷え込みだったのではないだろうか? 自宅を出ると、身が引き締まる寒さだ。

 今回は、上野集合組5人衆は、事前に購入した青春18切符で行く。高崎でAさんと合流し、下仁田で、初参加のSさんと車できたHさん、Mさんと合流する。今回は、上野に集合したTさんも初参加で、少人数だが初々しい気持ちで歩きはじめる。

 気温は低いが、風がないので、それほど寒さを感じない。30分ほど歩いたところで、防寒着や下に着ていたフリースなどを脱ぐ。ルリビタキの雌がすぐ近くで見られ、足下には植物のシモバシラが見られた。

 燦々と降り注ぐ太陽の光は、木々の枝を輝かせてくれる。日だまりの林道を楽しく歩いていくと、ようやく登山口に到着した。一旦沢に下り、すぐに急登になる。初参加のSさんが、疲れたので待っているというが、まだ全く息も上がっていないので、十分に登っていけると判断し、ゆっくりと登っていく。

 尾根を回り込み、さらに斜面をジグザグに登っていく。後をふり返ると、葉を落とした木々の間から空母のような荒船山が見えてくる。真っ青な空が非常に気持ちよい。

 登りは、とにかく急登の連続だが、西峰と本峰のコルが見えてきた。ところどころ、掴まって登れるロープも出てきた。最後の急登をがんばると、コルに飛び出した。ここは、さすがに少し風がある。

 西峰の方が展望がよいということなので、まずは西峰に行ってみることにする。登山道はそれほど狭くないが、北側の山腹は、スッパリと切れ落ちているので、慎重に登る。

 登り着いた西峰は、すばらしい展望だ。雪を抱いて真っ白に染まった浅間山がひときわ目立つ。その右には、鼻曲山と浅間隠山が見える。さらにその右手には、裏妙義と妙義山がよく見える。その右手奥には、赤城山と上州武尊山が見えている。妙義山の後には榛名山が見える。裏妙義の奥は、谷川連峰など上越の山々だろう。一番左手には荒船山が見え、最高の展望を楽しめた。

 記念写真を撮った後は、初めてのSさんをHさんがロープでサポートしてくださり、慎重に下る。

 コルからそのまま物語山の山頂に登る。ところどころ、岩場や大きな段差があるが、クリアして登っていく。しかし、山頂の手前で、ここまでがんばってきたSさんの足が攣ってしまったので、ここで昼食とする。山頂は、いかなくても良いだろうと思っていたが、トイレがてら登ってみたら、山頂はすぐそこだった。それなら、ここで引き返すのはもったいないということで、全員山頂に登る。展望はないと思っていたが、木々が葉を落としていたこともあり、妙義山から浅間山まで、よく見えた。

 下りは、急なこともあり、登り以上に慎重に下る。来週の湯ノ丸山の話題などで盛り上がったが、サポートは真剣に継続している。登山口の林道に着いたが、その後も、何カ所か林道が崩れて狭いところがあるので、注意しながら下っていく。

 尖ったメンベ岩や近くに現れたミソサザイなどを見ながら下っていくと、車を止めたサンスポーツに到着した。HさんとMさんの車のおかげで、予定どおりの電車に乗ることができました。ありがとうございます。

記:網干

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