沼津アルプス山行報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者 | 4名 |
健常者 | 6名 |
1 |
平成23年2月6日 | 沼津アルプス(鷲頭山) | 合計 12名 | 会員外 (賛助員含む) |
障害者 | 0名 |
健常者 | 2名 |
コースタイム:沼商前(10:30)…徳倉山(11:10-11:20)…282m付近(11:45-12:15)… 志下坂峠(12:35-12:45)…志下峠(13:20-13:40)…鷲頭山(14:15-14:30) …多比口峠(15:15-15:30)…多比バス停(16:05) |
天候: 晴れ |
|||||||
沼津アルプスは、鎖場などが多く、かなりの岩山と聞いている。また、道標が地元の方の手作りでかわいいとも聞いてきた。 そんなことを楽しみに、沼商のバス停で下車し、自己紹介を行う。今回は、2人の方が初参加だ。一人は、Fさんの友人でカナダ人。もう一人は、三島にお住まいの若い女性。フレッシュな人を迎え、歩きはじめる。 稜線まで上がると、すぐに急な階段が始まる。このあとも、すぐに鎖の付いた長い階段だ。杭に番号がふられ、1番が徳倉山の山頂近くになっているようだ。「えんやこら」とがんばって、階段を登っていく。1番の杭の少し先に徳倉山の山頂があった。山頂は、草原の広場となっていて、とても気持ちの良い場所だ。沼津市や駿河湾がよく見える。今日は薄く曇っていて、もやっているため、残念ながら富士山は見えなかった。反対側には、これから向かう鷲頭山が聳えていた。 徳倉山からはちょっと急な登山道を下っていく。そこからは、しばらく歩きやすい道が続く。広場にでたところで、昼食タイムとする。熱海で買ったという寿司弁当やトチオトメが回ってきて、豪華な昼食タイムとなった。提供してくださったみなさま、ありがとうございます。 ここから、初参加のSさんにFさんのサポートをしていただく。ベテラン視覚障害者のFさんのガイドも良く、楽な道から急な下りまで、しっかりサポートしていただいた。 しかし、この下りはかなりきつく、Mさんが遅れ始めた。志下坂峠で、全員が揃ったが、Sさん親子は、ここから下るという。確かに、この先も厳しい山道になりそうなので、下った方が無難と思い、2人で傾斜の緩そうな大平側に下っていただく。 ここからしばらくの間は、とても気持ちの良い尾根で、駿河湾や伊豆半島方面、それにこれから向かう鷲頭山がよく見えていた。次の峠は、志下峠。ここには、ぼたもち岩という、大きな岩があった。堆積岩で、岩がコンクリートに埋められたような岩なので、垂直やオーバーハングもあるが、ホールドが豊富なので、Kさん、Fさん、Yさん、Dさん、そして私の男衆が登って楽しんだ。 ここから鷲頭山への登りとなるが、中将岩と呼ばれる岩小屋風になった大きな岩から、ものすごい急登が始まる。ロープに掴まってぐいぐいと登っていく。標高差で100mほどの登りだろうか、登り着いたところが小鷲頭のピークだった。ここも見晴がよい。一画に、中将さんが切腹したという場所が、ロープで示してあった。 ここから、もう少し登ったところが、鷲頭山の山頂だった。沼津アルプスの最高峰で、ここも展望はよい。みんなで写真を撮ってから、下りにかかる。下りもなかなか急だった。山口道への道を見送り、さらに行くと、両側が切れた痩せ尾根となる。岩尾根でもあり、慎重に通過する。樹肌が赤っぽくなった木は、ウバメガシのようだ。赤っぽいものは、藻類ではないでしょうか? ようやく多比口峠に到着する。予定では、ここから大平山を往復することになっていたが、時間もオーバーしているので、このまま下ることにする。少し下ると、コンクリートの道になる。厳しかった縦走も終わり、ホッとする一時だ。一袋100円のみかんを売り切れるまで買って、多比のバス停に向かった。お疲れさまでした。 記:網干 |