第5回自然と親しむ子ども山登り教室(第1回目・陣馬山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
10名
1
平成23年4月24日 陣馬山 合計 24名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:和田(9:45)…尾根上(10:45-10:55)…陣馬山(11:30-12:30)…
         明王峠(13:20-13:30)…相模湖駅(15:45)
天候:
快晴

 今年で5回目となる「自然と親しむ子ども山登り教室」が始まった。今回は、KI君の妹のSIちゃんが初参加となる。最初の陣馬山は、2人だけの参加となり、少しさみしいが、すばらしい天気に恵まれて、展望が期待できそうだ。

 新宿から京王線で高尾駅に行ったが、SIちゃんがおなかが痛くなったので、Tさんが付き添って高尾駅でトイレに行く。そのため、Tさんたちが予定の電車に遅れ、1本後になったが、藤野駅で予定していたバスには、全員で乗ることができた。

 バスで終点の和田で下車し、自己紹介とストレッチをして出発する。周囲は、春爛漫で
木々の芽吹きや新緑が美しい。登山口は、民家に入っていくような狭い道で、見落としてしまいそうなくらいだった。しかし、少し登ると、真っ白な富士山が見えてきた。足下には、タチツボスミレやチゴユリなどが咲き、楽しませてくれる。SIちゃんは、花にはあまり興味がないようで、キノコが大好きだった。KI君が写真を撮ってあげている。

 エイザンスミレやアカネスミレなども咲き、梢ではヤマガラやヒガラなどの歌声が聞こえる。傾斜が緩んでくると一ノ尾根に飛び出す。さらに緩やかになった登山道をゆっくりと登っていく。最後の登りが始まる頃、山頂の茶店が見えてきた。すると、これまであまり元気でなかったSIちゃんが急に元気になって先頭で登り始めた。子どもは現金なものです。

 山頂からは、近くの生藤山がよく見え、その左手には6月に登る扇山が見える。その奥には大菩薩の山々が見え、遠くに南アルプスの赤石岳と荒川三山もうっすらと見えていた。富士山も、かなり淡くなったが、まだ見えていた。その左手には、丹沢の山々が連なる。そして東には、関東平野がよく見えている。最高の展望だ。山頂のベンチに座って昼食タイムとする。

 桜が咲き、山頂付近も春爛漫だ。白い馬のモニュメントの前でも集合写真を撮って、下山にかかる。ここはなだらかな尾根なので、SIちゃんとKI君にも全盲のAさんのサポートを体験してもらう。2人とも、しっかりとサポートしてくれていた。

 明王峠に着くと、ここも桜が満開だった。サクラの木に止まったキジバトは、近づいても逃げることなく、ポーズを取っている。しばらく休んでいると、何とABさんがひょっこりと現れたではないか。今日は、途中で、会員の人2人に会ったので、これで3回目だ。ここからは、ABさんも仲間に加わって、一緒に下る。

 ニオイタチツボスミレの香水のような香りを楽しみ、多くのゼンマイを見つけ、順調に下っていく。最後の急な下りも順調に下って、与瀬神社に到着する。無事に下ってこられたことを神社に感謝して、さらに駅へと向かった。

 予定よりも少し早く着いたが、一本速い電車の時間を見落とし、予定どおりの電車に乗って家路についた。第1回目の登山を無事に終えることができました。みなさまのご協力に感謝いたします。

記:網干

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