羅漢寺山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
3名
平成23年4月14日 羅漢寺山 合計 6名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
2名
  コースタイム:羅漢寺山登山口(10:00)…羅漢寺山パノラマ台(10:55-11:10)…
         弥三郎岳(11:30-11:35)…白砂山(12:05-12:50)…白山展望台
         (13:10-13:20)…太刀の抜き岩(13:35)…吉沢農協バス停(14:35)
天候:
快晴

 今日はすばらしい天気に恵まれて、空には雲一つない。甲府駅に降り立つと、北西側に桜の花の向こうに甲斐駒と鳳凰三山がよく見えていた。バスターミナルの3番乗り場で、昇仙峡行きのバスを待つ。予定していた9時のバスは、羅漢寺山の西側の道路を通って、昇仙峡滝上まで行くバスだった。バスの乗客は、私たち6人だけで、貸切状態だった。

 予定では、ロープウェイで羅漢寺山まで上がることにしていたが、メンバーが少なく、参加してくれた若者たちには物足りないだろうと思い、歩いて登ることに変更した。
 獅子平付近からは、希望の場所で、どこでも止まってくれるということなので、夫婦木神社を過ぎて、羅漢寺山登山口で下ろしてもらった。

 今回は、大学2年生になったばかりの初々しい若者が2人参加した。その内の一人、Kさんは立教大学のコミュニティ福祉学部で、N教授を良く知っているとのこと。Kさんを紹介してくれたYさんとは、自然の中のサバイバル学校の仲間だそうだ。Oさんは、Kさんの友だちで、成城大学(申し訳ありません。ちょっとうろ覚えです)に通っているとのこと。2人とも、明るくて、会話が耐えませんでした。

 暖かく、春爛漫の今日は、アオダイショウも現れ、ヤマガラやヒガラ、ホオジロ、ウグイスなどのさえずりも聞こえた。アブラチャンやダンコウバイは、一面を黄色に染めるほど、満開だった。

 北側の尾根から羅漢寺山に登るコースは、広く、車高の高い4輪駆動なら登れるほどの道だった。

 パノラマ台に着くと、すばらしい展望が広がっている。たどり着いた正面に、真っ白な富士山がしっかりと見えている。右手には、甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、仙丈岳、鳳凰三山、農鳥岳までの南アルプスが見えている。大学生たちも感動していた。すぐ北側には、茅ヶ岳や大刀岡山がよく見えている。

 ロープウェイの駅でトイレを借り、ここから弥三郎岳を往復することにする。最初は歩きやすい道だったが、山頂のすぐ手前は、岩に階段が切ってあり、丸い岩の両側はスッパリ切れていて、高度感があり、緊張させられる。丸い岩から一段上がったちょっと狭いところに、三角点があった。展望が良く、高度感もかなりある。北側の遠くには、奥秩父の金峰山がよく見えていた。しかし、近くの水ヶ森付近で、煙が上がり、消防車やヘリコプターが忙しく動いていた。きっと山火事だったのだろう。

 弥三郎岳から一旦、ロープウェイの駅に戻り、白砂山を目指す。白砂山からは今登ってきた弥三郎岳がよく見える。弥三郎岳は、しっかりとした花崗岩の岩山だった。山頂は、展望がよいが、今日は暑いくらいなので、少し戻って日影で昼食とした。今日は人数が少ないということで、Mさんがコーヒーを沸かしてくださった。

 次は、白山展望台に行く。ここは、花崗岩の砂が一面に広がり、以前登った日向山に似ていた。やはり展望は良く、南アルプスがよく見える。

 さらに獅子平分岐に着いて、どちらに下るか迷ったが、バスの待ち時間が少ないほうにしようと、予定どおり昇仙峡口バス停側に下ることにする。

 太刀の抜き岩を見物し、登山道を下っていく。すぐに林道に出て、下っていくと、林道が二つに分岐している。案内板は、左側を指し、行き先の名前があったが、持っていた地図に出ていないので、もしかしたら破線の厳しい道になるかも知れないと思い、右側の道を下った。すぐに、小型トラックで上がってきた方がいたので、聞いてみたら、この道は昇仙峡口(長土呂橋)のバス停には行かないが、3キロほど下ると、バス路線に出るとのことなので、そのまま下っていく。途中でまた林道が分岐していたが、今度は左側を進み、しばらくすると、比較的広い谷間の集落に出た。下を見下ろすとバス停があったので、そこを目指して下っていく。着いたバス停は、吉沢農協というバス停で、昇仙峡口より、かなり南側(甲府駅側)にたどり着いた。

 偶然来た甲斐市役所の方が、どうして道を間違ったのか聞いてくださり、今度整備しておくと行ってくださった。

 ちょっとハプニングがありましたが、あたたかな一日を楽しく歩くことができました。

記:網干

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