実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 5名 | 健常者 | 6名 |
平成24年2月5日 | 筑波山 | 合計 14名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 3名 |
コースタイム:筑波山神社入口(9:30)…御幸ヶ原(11:40-12:30)…男体山(12:50)… 御幸ヶ原(13:05)…女体山(13:20-13:35)…つつじヶ丘(15:20) |
天気:晴れ後曇り | ||||||
秋葉原駅から筑波エクスプレスで筑波駅に向かう。車窓から遠く、日光の山々が見えてきた。筑波山は、右に見えたり左に見えたりしながら、ぐんぐん近づいてくる。すばらしい天気に恵まれた。
筑波駅からバスに乗って、筑波山神社入口で下りる。車で来ていたIさんと合流し、水戸葵山岳会の3人ともすぐに合流できた。一緒に活動していたのは、20代前半の頃なので、その後、何度か会っている人もいるが、やはりみんな歳を取ったなと、時の流れを感じる。
まずは、自己紹介をして、1班からスタートする。筑波神社の石段を上がり、立派な神社でお参りをする。人の賽銭で手を合わせても御利益はありませんね。
神社の左側から始まる登山道を登る。このコースは、ケーブルの線路に沿って、男体山と女体山のコルにある御幸ヶ原に登るなかなか急なコースだ。階段の付いたところが多く、ぐんぐん登っていく。途中で、ケーブルカーの上り下りが行き交うところにでる。ちょうどケーブルカーが来たので、写真タイムとする。緑色の車体がわかば号で、赤い車体がもみじ号だった。
ここを過ぎると登山道は一気に急になる。急登を過ぎると、山腹をトラバースするが、ここはケーブルのトンネルの上だ。今まではケーブルを左に見ていたが、ここからケーブルは右側を通るようになる。しかし、樹木に被われていて、もうケーブルを見ることはできない。
男女川の源流付近から登山道でも雪を見るようになってきた。雪の量は次第に増えて、滑りやすくなってくる。しかし、まだ階段が多いので、軽アイゼンは付けずそのまま登っていく。
11時40分に売店などが建ち並ぶ御幸ヶ原に到着する。ここで昼食タイムとすることにした。下が乾いて日の当たるところを探し、シートを敷いてお昼ご飯を食べる。
昼食後は、軽アイゼンを付け、まず男体山を目指す。私の記憶とは全く違い、岩の多い道となっている。雪も多く、軽アイゼンが威力を発揮していた。最後の急な岩場を登るとその先に祠が見えた。私の記憶にあった樹林帯の中の展望のない静かな山頂というイメージは全く外れていた。
山頂はすぐ後にして、登ってきた道を引き返す。御幸ヶ原からは女体山を目指す。こちらの方が雪は多かった。カタクリの里はまだ入れなかったが、春には一面、ピンクに染まることでしょう。
左手には、以前登った加波山が見えている。視界が次第に開け、祠が見えると山頂に到着する。女体山の山頂は昔と変わらない展望のすばらしい山頂だ。しかし、岩場は滑りやすいので、注意が必要だ。山頂の岩の上に立つと、霞ヶ浦や関東平野がよく見える。手前には、表筑波スカイラインが走っている。ふり返ると、男体山がよく見えていた。
山頂の岩の上で写真を撮り、水戸葵山岳会の現会員、元会員の4人でも写真を撮った。
山頂からの下りもかなり雪があるようなので、アイゼンを付けたままにしてもらって下る。こちらも岩場が続き、滑りやすいので、注意が必要だ。ただ、こちらはいろんな岩があって楽しませてくれる。まずは、まさに大仏に見える大仏岩、次は北斗岩や出船入り船などがある。水戸葵のSさんから、昔この辺の岩場をボルダリングで登っていたが、神社の方から「ご神体に何をするのだ。けしからん」と叱られ、この付近の岩場はクライミング禁止になったという話を聞く。私も、そういえばそんな話しもあったなと思い出す。もっと水戸葵の人たちに昔話を聞きたかったという意見もあったが、今回は時間がなくて残念でした。
母の胎内岩をくぐり、さらに岩場を下っていくと、最も有名な、弁慶七戻りに到着した。今にも落ちそうな大岩の下を行こうか戻ろうか、弁慶でさえ七回戻ったという場所だ。みんな難なく通過して、弁慶より強い人たちばかりだなあと感心した。
ここまでかなり時間がかかったが、ここからは雪もなくなり、順調に下るようになる。初夏の頃、ツツジが美しいところに来ると、もう心配はいらなくなる。予定のバスより、30分はやいバスに乗ることができた。
Iさんと水戸葵山岳会の3人の方は、車のため、筑波山神社入口で下車する。サポートもしていただき、ありがとうございました。名残惜しく、今度いつ会えるか分かりませんが、また機会があったら、ぜひご一緒しましょう。
バスを降りると、岩と雪を楽しんだ筑波山を後に、筑波エクスプレスに乗り込んで、帰路に就きました。数日前とは違って、あたたかな一日で、気持ちよく歩けたかと思います。みなさま、お疲れさまでした。
記:網干 |
筑波山山行報告