第6回自然と親しむ子ども山登り教室(丸山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 16名
平成24年5月20日 丸山 合計 20名 会員外 障害者 0名 健常者 3名
コースタイム:芦ヶ久保駅(9:20)…日向山分岐(11:00)…丸山(12:10-13:00…大野峠(13:30-13:40)
        …芦ヶ久保駅(15:40)
天気:曇り

 このところ、天候が不安定で、当日の天気が心配されたが、雲も薄く日が降り注ぐ良い天気に恵まれた。

 芦ヶ久保駅から舗装道路を歩くが、これがかなりの急坂で、先頭と後方の差が開いた。気温も高く、子どもたちは半袖で歩いている。しかし、木陰に入ると風が気持ちよく、とてもさわやかだ。

 山道に入ると、チゴユリやミツバツチグリ、マムシグサなどが、そこかしこに咲いている。日向山分岐を過ぎると、県民の森となり、林道を横切って登っていく。ジュウニヒトエやギンリョウソウ、フデリンドウも咲いていた。新緑やツツジが美しい丸山山頂に12時過ぎに到着する。

 子どもたちは、展望台に上がったり、思い思いに遊んでいる。展望台からは、武甲山や大持山、小持山、武川岳、二子山などがよく見え、堂平山方面もよく見えた。

 下りは心配していたとおり、子どもたちがどんどん先を急ぐ。「待っていろ!」と言っても聞かないため、リーダー格のS.K君を持ってきたロープにつないで、私と一緒に歩いてもらうことにする。さすがに、効果があって、先頭を歩くM.Iさんの前に出る子はいなくなった。その後、一緒につないで欲しいという子が増え、大野峠からは中1のK.I君をのぞいて、子どもたち全員が繋ぎ合って下る。みんなから「押している」と言われて、K.T君がロープから外れたが、みんな行儀良く歩いていた。

 みんなが一緒に歩ける利点はあるが、歩く速度が遅くなることや子どもたちの自由を奪っているので、傾斜が緩くなったところで、ロープを外して歩くことにする。子どもたちは、水を得た魚のように元気に歩いていた。

 芦ヶ久保駅には、ほぼ予定どおりの時間に着き、電車に乗り込んだ。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。

 今回は子供登山2回目でしたので子供たちはすっかり慣れた様子でわたしの元を離れることを望んでいるように感じました。歩いてるときも昼食のときも・・・以前は「こっちにきて」と何度もいってわたしを誘ってきましたが今回はすっかり離れて歩いてました。
 さびしい気持ちはまったくないとはいいませんが子供たちの自立がうれしかったです。昼食くらいは一緒にたべるのかと思いきや、少し離れていたAIさんのところにいって、各々自由に昼食を楽しんでいました。
 山中もいろんなことに興味深々、水が流れていること、ありがたくさんいること、花が咲いてること、どれもこれも子供たちにとっては遊びの道具になっていきます。自然の中での子供たちは空を飛ぶ鳥のよう。見てるだけで愉快になります。
 下山にはいり、ABさんの名案でロープでつながれた子供たちには笑ってしまいました。つながっていては走ることもできず、つながれた仲間と歩調を合わせなければならないのでおとなしくなり、これで安心。つながれて、はじめは歩幅が合わず、こわい、早いといってましたが慣れるのも早くてそのうちにちゃんとみんなで行進?していました。
 来年は子供たちだけで参加できるかもしれない・・・と期待してます。家に帰って父親が子供たちをみていった言葉「なんだか目がきりりとしてる」そういわれた子供たちはにやっと笑ってました。日焼けした子供たちのあの笑顔、頼もしく感じます。
 心配してもらいながら、声をかけてもらいながら、一日を楽しくすごせました。みなさんの思いやりに感謝します。ありがとうございました。

                                                              記:S.Kさん