山第6回自然と親しむ子ども山登り教室(六ッ石山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 13名
平成24年6月17日 六ッ石山 合計 16名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:水根(10:10)…トオノクボ(12:40-13:10)…六ッ石山(15:50-16:15)…奥多摩駅(17:30) 天気:

 梅雨の真っ最中で、明け方まで強く降っていた雨が、家を出る頃にはほぼ止んでいた。

 水根でバスを降り、声だしとストレッチングの後、車道を登っていく。少し登ると、後ろ側に御前山が端正な形で佇んでいる。さらに登ると、奥多摩湖とその奥に、月夜見山や三頭山が見えてきた。曇り空だが視界はよい。

 

 登山道に入ると、植林帯の急登が続く。適当な休憩場所もなく、これでもかこれでもかと続く急登。休憩の後、歩きはじめたばかりなのに、また「休憩して」というKちゃん。「もう少しだからがんばろう」と励ましながら登る。ようやく傾斜が落ち、木々の向こうに空が見えるようになってきて、トオノクボに到着した。予定より遅れているので、ここで昼食タイムとする。虫が多くて、私は、今年初めてブヨの洗礼を受けてしまった。

 

 トオノクボからは防火帯の広い尾根を登る。ワラビがたくさんなっていて、子どもたちがお母さんへのお土産にと摘んでいる。大きな葉のマルバダケブキもたくさんあった。ヤマツツジもまだきれいに咲いていた。

 

 六ッ石山の山頂に到着すると大学生くらいの若者の集団が登ってきた。鷹ノ巣山に登ってからこちらに来たらしい。さすが、若さだね。「紐でつないで」というKちゃんの要望を聞いて、ここからまたロープで繋ぎあって下ることにする。S君は、先頭になりたくてしようがなかった。しかし、途中でみんな飽きたようで、ロープをしまうことになった。

 

 三の木戸山を過ぎると泥だらけの道となる。滑って転んだり、迂回したりしながらも、順調に下っていく。途中で靴を洗って、車道を歩き、全員無事に奥多摩駅に到着した。

 

 今回は、登りの標高差が950mもある厳しいコース。4年生のSちゃんは余裕で、小2のY君と小1のKちゃんも、いろいろ楽しみながら、しっかりと歩き通した。子どもたちの将来が楽しみですね。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。

 

 行く前から天気が気になっていましたが、当日は家を出るときは小雨で山を歩くときはすっかり雨はやんで適当なお湿りで山は歩きやすかったと思います。
 Yが男の子たちがいないことにがっかりし、すっかり登る気をなくしてましたが、いざ山にいってみればSちゃんにべったり。サポートさんや別働隊の方たちの声がけを聞いて、しっかり歩いていたので安心しまし た。人のちからの強さを感じた山行でした。
 山を降りてからの着替えではY夫妻にすっかりお世話になり、ありがとうございました。子供たちはそれをちゃんと覚えていて、今度は自分が人にしてあげていくのでしょう。山に登る中で人と人との絆や助け合い、ふれあいを学んでいく子供たちを見ていると頼もしくなります。今までで一番疲れた山だったようでしたが、また行く気になるまで待ってみます。
 サポートスタッフの方、別働隊の皆々様、ありがとうございました。今年の子供登山はここで終えましたが、来年にはまたお世話になります。よろしくお願いいたします。

                                                              記:S.Kさん