実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 1名 | 健常者 | 8名 |
平成24年7月7日~8日 | 北横岳 | 合計 9名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム: 7/8 北横岳ヒュッテ(6:45)…北横岳(7:00-7:10)…北横岳ヒュッテ(7:20-7:30)… |
天気: 7/7 霧後曇り後雨 |
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この土日は、次第に天気予報が悪くなり、2日間とも雨になる可能性が高くなってしまった。それでも、梅雨前線のわずかなずれで晴れたり曇ったりする季節のため、青空がのぞくことを期待して出発する。
土曜日の予定は竜源橋から亀甲池、北横岳経由で北横岳ヒュッテに行く予定だったが、天気が良くないことと、体長が思わしくないという方もいたので、ロープウェイで坪庭に上がることにする。ループウェイの乗り場からすでに霧の中だった。
真っ直ぐヒュッテに行くのではおなかも空かないため、雨池を往復してからヒュッテに行くことにする。今は雨が降っていないが、明け方までの雨で湿地帯はかなり水が増えて木道が水の中に沈むくらいだった。縞枯山荘を過ぎ、雨池峠を過ぎて、雨池へと下っていく。大きい石がたくさんあり、歩きにくい道だ。それでも、霧が晴れて、奥秩父方面が見える時が出てきた。
S君は、どんなことにも興味津々だが、特に水が大好きなようだ。伏流水の音に驚き、伏流水から表面に出てくるところを見つけ、また地下に潜っていくところも見つけた。運動神経も抜群で、とにかくS君の普通ではない能力には脱帽だ。
大河原峠林道に下り、しばらく林道を歩く。ダケカンバの緑が美しい。案内板に沿って雨池方面に下ると、木の間から白い湖面が見えてきた。北八ヶ岳を代表する3つの池のうちの一つだけあって、とても大きい池だ。子どもたちは、材木を舟に見立てて沖に出して遊んだり、笹舟で遊んだりしている。とにかく、とても楽しそうだった。
来た道を引き返し登っていると、雨が降りだした。Sちゃんに「真っ直ぐ小屋に行きたかったのに」と怒られるが、今回は来月の立山のトレーニングなのだからというのだが・・・。
ロープウェイの駅で休憩した後、坪庭を半周して、急な登りを少しがんばると、北横岳ヒュッテに到着した。小屋の夕食は、何と馬肉のすき焼き。初めての経験で、なおかつたらふく食べられて満足でした。食後は、小屋に泊まった他の方と談笑し、早々に床に入った。
2日目は雨で空けた。小屋の外の温度は、8℃しかない。朝食の後、北横岳の山頂を往復する。足下には、オサバグサやミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、コイワカガミなどが咲いている。メボソムシクイやルリビタキ、キクイタダキなどのさえずりも聞こえる。
北横岳の山頂は、遮るものがなく展望がよいはずだが、今日はどこを見ても乳白色で何も見えない。写真だけ撮ってすぐに下る。
小屋に戻り、来た道を引き返してロープウェイの駅に戻る。そこからまた雨池峠まで行き、そこから縞枯山への登りが始まる。この登りが、今回最もきつかった。ジグザグが切ってなくて、ずっと直登だった。しかし、標高はぐんぐん稼げる。
縞枯山の山頂でも集合写真を撮り、次の茶臼山に向かう。途中の展望台は、見晴が良さそうだったが、今日はほとんど周囲が見えなかった。茶臼山でも展望台を往復したが、一瞬だけ麦草峠に登ってくる車道が見えただけだった。
急な道をがんばって下ると、中小場に到着した。ここでヤッホーというと非常にひびいて、こだまが返ってくる。子どもたちは何度も大きな声を出していた。雲も切れ始め見晴の良いところだったので、ここで昼食にする。ここで、だいたい時間が読めてきたので、タクシーを呼ぶ。
最後の下りをがんばると、麦草峠にある茶水池に飛び出した。オタマジャクシがたくさんいた。もっと歩きたいという意見もあったので、ここから白駒池まで行くことにする。最後はタクシーを待たせてはいけないと思い、かなりのハイペースで子どもたちと池を見て、タクシーの待つ駐車場に下りてきた。
1泊2日以上の登山だと、雨が降る可能性も高いため、雨の山を経験できたことは大きなプラスだったと思う。子どもたちの個性をとても楽しんだ2日間でした。スタッフ&別動隊のみなさま、ありがとうございました。 記:網干
《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。
天候が悪いとのことで登りはロープウェイを利用することになり内心喜んでいました。 何分、ひざが悪く5ケ月ほどグルコサミンとコンドロイチンを飲み続けてみましたが今のところ改善をみる自覚症状はありません。 記:K.Yさん |
第6回自然と親しむ子ども山登り教室(北横岳)山行報告