実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 4名 |
平成24年4月28日~29日 | 五竜岳・唐松岳縦走 | 合計 4名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム: |
天気: 4/28 快晴、 4/29 晴れ後曇り、 4/30 曇り |
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1.遠見尾根は、3か所ほど痩せ尾根の箇所があるが、アイゼンを付けずに五竜山荘まで登った。 記:網干
《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。 前半は天候にも恵まれ最終日は雷鳥三昧で充実の三日間でした。 全体を通してアイゼンワークやロープワークの練習がたっぷりとできました。 <今回の山行で注意した点> ・アイゼン歩行の基本は、爪全部が斜面に刺さるよう、足首や膝を曲げて足の裏全体で踏み付けて歩く。アイゼンの一部しか接していない状態は滑落の原因となるので注意。 ・進行方向左側が山斜面の場合は左手にピッケルを持ち帰るか両手で斜めに突き刺しながら進む。(バランスをとる) ・下りでは後継姿勢にならないよう注意。(転倒防止) ・アイゼンをつけたまま岩場を歩く場合、前爪のみで岩に乗る時には岩に対して爪を直角にのせてゆっくり体重移動する。岩に接地している爪の角度が悪いと滑りやすいので注意。 ・雪庇の上に乗らないようなコース取り。 記:MYさん
昨年のゴールデンウイークに、唐松岳から見えた大きな山容の五竜岳。 記:TUさん
五竜~唐松、積雪時はかねてから行ってみたかったので今回は参加することができてよかったです。 連日天気もよく2000mの雪の稜線歩きは暑いくらいでした。時折吹く風が気持ちよかったです。遠見尾根の雪の稜線歩きはアップダウンはありましたがその眺望はすばらしかったです。うわさ以上の光景でした。左に鹿島槍と五竜岳、右には白馬連峰がきれいに並んできれいでした。リーダーが「鹿島槍は優しさと厳しさ、両方をそなえた山」といってたのが思い出されます。 初日の核心部、西遠見から白岳への直登。この日最後の登り、これがわたしには厳しかったことが思い出されます。ステップはできていますがその段差はリーチのないわたしには高すぎて、一歩一歩高く足を上げて登るので息があがってしまいました。一歩一歩、前へというより上へ上へって感じ。空はみえるが稜線になかなかたどりつかない。白岳の稜線にでたときは登りきった満足感でいっぱいでした。 2日目の五竜岳の雪壁も迫力満点。リーダーが出してくれたザイル確保の安心感もあり無事に登頂できました。五竜岳山頂で万歳。今日も快晴。360度のパノラマ。最高でした。五竜から唐松の縦走は雪道や岩場をアイゼンで歩きますが岩場ではつめをひっかけないよう気をつけましたが非常に歩きにくく足がだんだんあがらなくなっていきました。この日一番どきっとする場面、鎖が雪に埋まっている、氷と岩のミックス地帯。左下はきれていて、こわくて、足がすくみました。ここを通過しなければ先へ進まないのでリーダーの指示どおりに前へ進みました。手が届かない鎖に手をのばしたくなりますがリーダーが「雪をつかめ、雪の中に手をつっこめ」といいます。雪をつかめ?どうやって雪をつかむのだろう?わたしも必死だったので言われるまま固めの雪に腕を突っ込んだ。リーダーの声がけと確保のおかげで無事に通過できました。 牛首を通過したらまもなく唐松岳小屋がすぐ下に見え、ほっとしました。身軽でそのまま唐松岳山頂へいったら今朝登った五竜岳が目線にあり、やった~という思い万感です。その日のビールは昨夜よりもましておいしくて、このひとときのために今日一日頑張ってきてよかったと思います。富山や三重の方たちとお酒を飲みながら山談義に花がさきました。みなさん明るく素敵な山男さんでした。 3日目は八方へ下山するだけなので気持ちもゆったり。雷鳥にも出会えることもできました。3日間、よい天気にも恵まれラッキーでした。厳しさと優しさの差が大きい分、充実した経験をすることができました。いろんな意味で多くを学ぶことができて、自分に自信をつけることもできました。今回の反省点はスタミナ不足です。これだけの山の3日間の縦走は前もってトレーニングして望まないといけないなと反省しかりです。みなさんのたくさんの思いやりありがとうございました。 記:SKさん |
リーダー養成コース(五竜岳・唐松岳縦走)山行報告