実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 5名 | 健常者 | 18名 |
平成25年5月19日 | 三頭山 | 合計 23名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:都民の森(10:35)…大滝(11:00-11:10)…ムシカリ峠(12:10-12:15)… 三頭山(12:35-14:20)…鞘口峠(14:20)…都民の森(14:40) |
天気:曇り時々晴れ | ||||||
心配された雨もどんどん良い方向に予報が変わり、雲は多いもののとても良い天気に恵まれた。
都民の森で、自己紹介をして出発する。キビタキやオオルリ、ミソサザイの声が聞こえる。耳を澄ますとツツドリの声もする。チップを敷き詰めた登山道に、子どもたちは「どうしてこんなことをするの。土じゃだめなの。自然破壊じゃないか」と言う。あるがままの自然を愛する子どもたちだなと、気持ちが温かくなる。
三頭大滝を見物し、沢沿いのみちへと入っていく。水を見ると子どもたちの目が輝く。「休憩しよう」とうるさく言うようになる。かたや「早く行こう」という子もいる。どちらにも耳を貸さず、後ろとあまり離れないように、時々待ちながら登る。その時間が水遊びがしたい子どもたちには、最高の時間となる。足下には、ハシリドコロがたくさんある。「この草を食べると走り回って死ぬんだよ」と教えると、早く走れるんなら良いねという子どもたち。しかし、この草は、猛毒植物、食べると幻覚症状を起こして、苦しんで走り回ることからハシリドコロと言うらしい。要注意の植物です。
沢沿いから離れ山腹を登るようになると、ムシカリ峠は近い。オオルリの声も聞こえてくる。新緑のすばらしいところで、子どもたちの写真を撮る。
小6のR君が先頭を登る。元気いっぱいの小5のS君も、6年生にはかなわないと認めていた。
山頂に到着すると、富士山が見えた。山頂は雲の中だが、まだ残雪を抱いている。山頂で昼食タイムとする。R君は、写真を撮って楽しんでいる。顔のアップ写真がとても上手く、表情を良くつかんでいるし、しっかりと顔にピントが合っている。将来が楽しみだ。Iさんが持ってきてくれたダチョウの操り人形を子どもたちは楽しみ、Y君は黄色いはっぴを持ってきて、ロックソーランを踊ってくれる。SさんとS君は、山頂の丸太の標識の上に立って、バランスの良さをアピール。S君は、標識の上で考える人になっている。
集合写真を撮って、まずは三つのピークの縦走を行う。そして、下山にかかる。予定していたスポーツ歩道が通れないため、見はらし小屋から鞘口峠に下ることにする。ここは、急坂のため、子どもたちに前に出るなと言うが、どんどん行ってしまう。AさんとSさんに子どもたちの間に入ってもらい、もしも子どもが転んでも下で受け止められる体制を突くって下る。それにしても、早くぐんぐん下っていく。年長のAちゃんも、小6と小5の男の子に負けず、付いていく。怖いもの知らずが心配だが、将来が楽しみだ。
予定よりも1時間早く都民の森に到着。三頭山には、子ども山登り教室で3回来たことになるが、今回が最も早いタイムで歩いてきたことになる。スタッフのみなさま、別働隊のみなさま、お疲れ様でした。ご協力、ありがとうございました。 記:網干
《参加者の感想》 回を重ねるごとに子供達の表情が変化していくのがよくわかります。 みんなの名前を覚え、仲良くなっていくのはもちろんですが今回は特にH.Y君の表情がとても柔らかく笑顔が増えたように感じました。 Kさんとてをつないで歩いている時に元気よく校歌を歌ってくれてとても楽しそうにしていたのでこちらも楽しくなりました。 先に先に行きたがる子、慎重に進む子、歩き方にもそれぞれの個性がでているように思います。 先頭集団のスピードがですぎて、「1番先に行った人にはアイスあげない」とIさんが言うとピタッとスピードが抑えられたり、「先に行ったら次回参加させない」とリーダーが言うとこれまたピタッと止まったり、いろいろな反応がおもしろいですね。 今回はT.I君も子供達に注意して、安全を確保する側に立っていました。大人になったT.I君、どんどん変化する子供達。 子供達の笑顔に元気をもらった一日でした。次回も楽しみにしています。 記:M.Yさん
今回は子供登山第2回三頭山に参加しました。前の日土曜日は運動会でしたが子供たちは日焼けした笑顔で元気に早起きして参加しました。初めて会う小6のRくんともはじめは距離が空いてても、そんな心の距離はすぐになくなり、みんな友達になってました。
まずはIさんから割り箸で作ったゴム鉄砲に大喜び。Iさん、いつもありがとうございます。さあ今日も新緑の山を楽しもう、なんて思ってたが、甘かった。今日は子供登山だ。山中ではとにかく子供たちのスピードが速い。23人のグループがバラバラ、離れていってしまう。とくに下りのスピードはスリルが楽しいのか、転がるようにどんどんいってしまう。ハセツネのAさんがそれを制御すべく先頭で子供たちの動力をおさえてくれている。リーダーに子供たちの間にはいってと言われるが追いつかない。そのうちこちらが転ぶのではないかと気が気でないながらも、子供たちになにかあってはと必死になって追いかけたが、それでも間に合わなくてSちゃんに「Sちゃん、追いかけられる?」といって頼んだら飛ぶように追いついた。頼りになる人ばかりで有難い。普段はこんな大きなフィールドで遊ぶ機会のない、子供たち。羽根を広げてうれしそうだがそれを制御することは今後の課題なのかなと思いました。
Iさんの二番の人にアイスクリーム、という言葉を聞いて、がくんとスピードが落ちた。そこがやはり子供たちのかわいいところ。まだ食べ物で釣れる年頃。思わずKさんと大笑いしてしまった。 山頂で昼食を済ませてからYはソーラン節を披露させてもらった。本人がどうしてもみんなに見せたいといって衣装までもっていったから本人は大満足だったことでしょう。どんどん成長してく子供たち。大人になったときにあの山、この山、いったこと。思い出してくれるかな~。 リーダーはじめスタッフの皆様、別働隊の皆様、子供たちへの温かい思いやりに感謝します。また来月大きなフィールドで子供たちがどんな発見をするか楽しみです。 記:S.Kさん |
第7回自然と親しむ子ども山登り教室(三頭山)山行報告