第34回ふれあいハイキング(箱根湿性花園)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 3名 健常者 9名
平成25年11月2日 箱根湿性花園 合計 12名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:仙石原案内所前(10:20)…箱根湿性花園(10:35-12:30)…耕牧舎跡(13:55-14:10)
        …桃源台(15:00)
天気:曇り

 関東南部にできた小さな低気圧の影響で、一日中厚い雲に覆われた1日だった。

 

 箱根湯本駅に全員集合し、バスで仙石案内所前に向かう。今回は、7年ぶりに参加したMさんのご主人と再会できたことが感激だ。ずっと正会員を継続していただけたことに、ただただ感謝。

 

 バス停でトイレを済ませ、湿性花園に向かう。湿性花園の入場料は一般が700円。障害者や65歳以上の方は600円。花の少ない時期だが、ウメバチソウなどが売られていた。

 

 紅葉した周囲の木々を楽しみながら進むと、コムラサキが鮮やかな紫色の実を付けている。サイシュウイワギクや北アメリカ産の珍しいアミメヘイシソウを見た後は、ダイモンジソウ展を見る。園芸品種らしくどれも鮮やかな色をしている。

 

 順路の入り口にあったカエデウオッチングラリーのパンフレットをもらって順路に沿ってカエデを見ながらnその名前を書き込んでいく。カエデは5つや6つに切れ込んだものだけと思っていたが、チドリノキやヒツツバカエデなど、切れ込みのない葉や三つ葉のものまであるのには驚いた。せっかく書き込んだのに、終点で正解をもらい忘れてしまった。

 

 神代杉は、850年前に枯れた樹齢300年の杉の根株だった。池のようになっていたが、水の中の方が保存に適しているのだろうか?

 

 植物復元区には、カワラナデシコやヤマラッキョウが咲いている。台ヶ岳もよく見える。歩き始めは雲の中に姿を隠していた金時山も見えていた。

 

 湿性花園を出て、左手に向かって車道を歩く。長い道を歩ききるのは無理とのことで、MYさんご夫妻とは、ここでお別れとなる。

 

 ススキの草原まで往復するのを止め、湖尻に向かって仙石原を歩く。早川の畔に出ると金時山が見えていた。早川に架かる橋の上に立つと、大きな錦鯉が泳いでいる。優に50cm以上ある大物だ。

 

 ここから背の高い笹のトンネルをくぐるように歩くとゴルフ場に出る。ここから湖尻まで左右にゴルフ場を見ながらの歩きとなる。長尾峠への分岐にある耕牧舎跡は、明治13年に渋沢栄一氏らが開いた牧場の跡で、最盛期には牛200頭、馬80頭を放牧していて、当時珍しい牛乳やバター、牛肉などを販売していたそうだ。

 

 少し歩くと、左手に大涌谷やその下の町が見えてきた。さらに歩くと車道に出て、湖尻水門に着く。しばらく車道を歩いた後、芦ノ湖を見ながら歩こうと思い、湖畔沿いの遊歩道を歩く。桃源台は、芦ノ湖の海賊船に乗る人たちでごった返していた。

 

 我々は、トイレを済ませて、小田原駅行きのバスに乗り込んだ。渋滞で到着が遅れたが、ぐっすりと寝込んだので、ちょうど良かったかもしれない。

 

 最後に、箱根湯本駅で電車に乗る際、視覚障害者の人がけがをしてしまいましたが、駅員さんに大変お世話になりました。駅員のみなさま、ありがとうございました。

 山道などでは、しっかり注意しているので、事故は少ないのですが、安心したところで事故は起きやすいため、みんなで声かけなどをして、事故を未然に防ぐように気をつけたいと思います。

                                                                 記:網干