大野山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 2名 健常者 8名
平成26年1月11日 大野山 合計 10名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:谷峨駅(9:55)…トイレのある休憩所(10:50-11:10)…東屋(12:05-12:55)…
        大野山(13:20-13:25)…大野山登山口(15:05)…山北駅(15:55)
天気:快晴

 2014年最初の山は、丹沢の南西端にある大野山だ。新年最初の山は富士山の見える山が良いという意見を取り入れて、大野山を選択した。

 

 今朝はこの冬一番の冷え込みだったのではないだろうか。谷峨駅の広場の水たまりの水も凍っていた。

 

 駅の広場で声出しをして歩き始める。酒匂川(さかわがわ)にかかる吊り橋を渡る。橋の欄干の影そのままに霜が残っている。時間と共に霜は消えていくのだが、まだ日が当たりはじめて間もないのだろう。自然の造形はおもしろい。

 

 車道をジグザグに上っていくと、後ろに富士山が見えてきた。途中で上着を脱ぎ、さらに登っていく。落ち葉や緑の葉に付いた霜がきれいだ。写真を撮りながら登る。

 

 立派なトイレのある休憩所で休憩する。子どもたちは雪合戦が始まった。

 

 休憩所からさらに登る。小さな氷の中にできた模様が何とも言えず美しい。振り返ると、愛鷹山や箱根の山々が見えてきた。その左には相模湾も見えている。前を行くYさんとMさんが、ジョウビタキがいるという。行ってみると、雌のジョウビタキがいた。

 

 山頂の牧場の一角に出ると見晴らしがとても良くなる。富士山は少し雲がかかってきたが、真っ白な姿を見せている。大人も子どもも雪合戦を楽しみながら登る。前を行くKちゃんが立ち止まっているところに行くと、ちょうどスカイツリーと同じ標高634mの地点だという標識があった。木彫りのウサギの標識、まだ作ったばかりだろうね。

 

 山頂までまだ10分ほどあるが、ちょうど良い東屋があったので、そこで昼食タイムとする。ここは富士山の展望が素晴らしい。昼食のあとは、子どもたちと雪だるま作りをする。Kちゃんが一所懸命、木を探してきて、雪だるまに手をつけていた。

 

 山頂の牧場に着くと、丹沢の山々が見えてくる。桧洞丸や大室山が見え、蛭ヶ岳は山頂を雲に隠していたようだ。Y君が雪投げに夢中になっているので、山頂は写真だけ撮って、早々にあとにする。山頂の一角では、雪で馬のモニュメントを作っている女の子がいた。狐のようにも見えたけど、きれいに形を作っていた。

 

 下りは、深沢三差路を通る車道を歩く。先頭は、ぐんぐん下り、駅で待っていた。この車道歩きは2時間ほど続き、さすがに足に応える。私は、2日後に膝の裏側にちょっと強い痛みが出てしまった。

 

 山北駅の近くでは、道祖神の祭りがあったようで、祭り囃子が聞こえてきた。たき火で丸い餅をつなげて焼いていて、通りすがりの私たちにも振る舞ってくださった。ありがとうございました。

 

 今年も、安全に、楽しく登山を続けましょう!

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》

 今年初の山行は富士山が美しいといわれる大野山へいきました。孫たちには雪があるからやめる?寒いらしいよ、やめる?といっても二人は「いいや、いく」ときかない。山頂でたこをあげるんだといって、カイトをもってまだ薄暗い中、電車に乗り込みました。

 

 大野山に行ってみれば雪もサラサラ雪ですってんころりんすることはありませんでした。東屋で昼食タイム。昨夜しこんできた、ポットにいれてきたあたたかなおでんを楽しみました。二人は雪に大喜びでAリーダーと雪合戦を楽しんでいる。わたしまで参戦することになってしまうことになり、汗をかいてしまいました。リーダーとYさんが作ってくれた雪だるま。子供たちはそれもまた大喜び。雪遊びに夢中でたこあげすることはなかったけどいい思い出ができました。

 

 2時間ほど歩けば山頂という、大野山。ひだまりがポカポカ暖かくて、雪もさくさくで、幸せな気分を満喫できた山行でした。山北駅までの車道歩きが単調で足に疲れがでてきて、孫たちはしきりに足が痛い、駅はまだ?と聞いてくる。ストックを出して歩かせたり、歌を歌わせたり、いろんな手立てでなんとか駅へと向かう。

 

 麓の街中では祭太鼓が響いている。子供たちの疲れた顔がぱっと明るくなる。綺麗な色のお餅を焼いている。子供たちはそれが欲しいらしい。こころよく、大人たちもいただき、子供たちはすっかり元気になっていた。

 

 今日はいろんな場面に出会え、丸々一日おもしろい日でした。家から出るといろんな発見ができます。今年もどんな場面に出会えるか、楽しみです。

                                                              記:S.Kさん