実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 1名 | 健常者 | 6名 |
平成26年11月1日 | 赤城自然園 | 合計 7名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:赤城自然園着(10:10)…ガイドツアー(10:20-11:30)…自由散策… 昆虫館でお昼(12:30-13:20)…自由散策…退園(14:00) |
天気:曇り時々雨 | ||||||
当初は冬山に備えて日和田山で「岩登り技術講習会」の予定だったが参加予定者が少なかったためKさんの提案により群馬県にある赤城自然園に行くことになりました。これは交流登山に参加された赤城自然園のFご夫妻にいただいた無料券を有効に利用させていただくため。2014年のチケットのため来年は使えなくなってしまうので。 Kさんが高崎駅に早入りしてみんなの分の鳥飯を買っておいてくれました。電車の中ではK.N.さんが交流登山で記事になった新聞、雑誌などのコピーをみんなに配ってくれました。渋川駅に全員集合し、Kさんが予約してくれたジャンボタクシーでいざ赤城自然園へ。20分ほどで到着。 園内ではガイドツアーが 10 時、13時と2回行われるが、10時は間に合わないかと思われたがタクシーの中でNさんが園に電話をして待っていただくようお願いをしてくれました。小雨を気にしながら雨装備に変身した皆さんでしたが、たくさん用意された傘を見てしまい、思わず傘をさしてしまいました。
当日、Fご夫妻は不在でしたがガイドツアーをしてくださった園のNさんがとても丁寧に説明をしてくださいました。Aさんが弱視であることを伝えると、園のNさんはできるだけAさんに手で触ってもらうよう積極的に声をかけてくれました。 園内は人工的に作られた森ですが、とても自然な感じを受け、名前の通り赤城の自然を感じることができます。開園して20年目を迎えるようですが、森を作り始めてからは30年目になるそうです。 標高は600mほどですが高山植物をここで見られるよう工夫を重ねており、深まる秋の中、きれいな紅葉、黄葉が見られました。カエデも色々な種類があり、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、イロハカエデ、イタヤカエデなどを教えてもらいました。また、真っ赤に紅葉したカエデ科の「目薬の木」の特徴である3出複葉をAさんの手に乗せて分かりやすく解説してくれました。ミツデカエデを見ながらカエデ科の特徴である対生に出る葉もしっかり確認できました。
花はすでに枯れていましたが、アサギマダラが食べるフジバカマがたくさんありました。大きな葉をもつトチノキはややオレンジ色に紅葉しており、手のひら状に5枚出ている特徴がありました。ブナの木もあり、ブナの葉の特徴である波打つような鋸歯(きょし)と葉の中央から鋸歯の谷間に伸びる葉脈を教わりました。コナラなどの葉と比較しながら紅葉の楽しみ方を教えていただきました。
また、愛子様のお印であるツツジ科のシロヤシオに関しては別名のゴヨウツツジ、松肌の理由を教わりました。途中、ホコリタケを見つけ皆でプシュプシュ押すたびに中から緑色の粉(胞子?)が出て最後はペシャンコになってしまいました。小さな赤い実が成ったガマズミではお腹がすきはじめたのか食べられると分かると試食開始となりました。
最後は日本に3つだけ残っている原三角点(げんさんかくてん)のお話で、米山、雲取山、白髪岩のことを教わりました。ガイドツアーはここで終了となり、少し散策した後、お昼は昆虫館の休憩室でKさん購入の鳥飯をゆっくり食べることができました。
外の植物だけでなく、室内の昆虫館などもあり子供がカブトムシや蝶を楽しんで理解できるよう標本をかなり分解して展示しておりました。近くにはクヌギの木がたくさんあったので、夏は蜜を求めてカブトムシがたくさん来るかもしれません。ここ赤城自然園ではアサギマダラのマーキングにも力を入れていて、10月中なら体験できたかもしれません。
ガイドが終了してからも皆で知っている植物を教え合い、これは山椒の木で葉をこすると強いにおいがするよ、とか、これが木瓜(ボケ)だよ、と。また、白い小さなボール状のものを見つけて白玉の木の実だとはしゃいで舐めてみるとなぜか甘い? これ1つだけ落ちていたのでたぶん子供のおかしだったのだろう。
あっという間に時間は過ぎ、最後に売店でお土産を購入し、Kさん連絡の朝乗ってきたジャンボタクシーに乗り込みました。アルプNさんが調べてくれた温泉に寄る予定でしたがすでに閉鎖されていたようで、近くの道の駅によることにしましたが、タクシー料金が渋川駅と赤城自然園の固定往復料金のため寄り道するとメーター料金となり金額が上がるとのことだったのでまっすぐ駅に向かい、お酒を買い込んで無事列車に乗り込みました。(リーダー:柏樹) 記:鳥海 |
個人ハイキング(赤城自然園)報告