第37回ふれあいハイキング(甲斐風土記の丘)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 1名 健常者 6名
平成26年4月6日 甲斐風土記の丘 合計 7名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:中道バス停(10:25)…デイキャンプ場付近の広場(11:45-12:20)…
        風土記の丘農産物直売所(13:40-14:20)…中道バス停(14:35)
天気:晴れ一時雨

 バスの中で一眠りして目を覚ますと、そこは桃源郷だった。右を見ても左を見ても、車窓からはピンクの花が花盛り。まだ、満開ではないが、それでも美しい。

 

 中道のバス停でバスを降りると、早速桃の花が迎えてくれる。白い桃の花もあった。

 

 車道を歩いて、甲斐風土記の丘の考古博物館から中に入る。すぐに竪穴式住居があった。ここから、万葉の道を歩く。ヤマザクラはまだ咲き始めたばかりだが、ソメイヨシノは満開だ。レンギョウやユキヤナギも満開だ。きれいに整備された芝生の道を歩く。シジュウカラが「ツツピー」とさえずり、マメ科の木の実をついばんでいる。足下には、タチツボスミレも咲いていた。

 

 周囲は、桃と梅と桜の花がまさに競演していて、桃源郷という言葉がぴったりだ。東山北遺跡の方形周溝墓の中を歩き、上の平遺跡方面を目指すが、上の平遺跡は場所が分からなかった。

 

 途中で引き返してきたが、傾斜地には、ツクシがたくさん立っている。周囲は、オオイヌノフグリが一面に咲いている。

 

 農作業中の人がこちらに歩いてきて、向こうにいるおばあちゃんは92歳だよと教えてくれる。白い梅の花は、キヨというスモモの一種だと教えてもらった。92歳になっても農作業ができるのは素晴らしいことだ。

 

 桃の農園の脇を通ってデイキャンプ場近くの広場で、昼食タイムとする。桜の木の下は、桜が見られて楽しいが、日陰になるので、ちょっと寒い。

 

 昼食後は、銚子塚古墳を目指して歩いて行く。遠くに茅ヶ岳と金峰山方面がよく見えたが、天気が怪しくなってきた。銚子塚古墳に着く頃にはぽつりぽつりと降り始めてきた。濡れても困るので、カッパを着て歩く。

 

 前方後円墳の銚子塚古墳のすぐ隣には、山梨県下で最大級の円墳だという丸山塚古墳がある。ここに上がってみると、周囲の木々の花が美しい。

 

 天気が悪化してきたので、このあとは、風土記の丘農産物直売所に行くことにする。思い思いに、野菜などを買い込んでいた。その後は、すぐ隣にある茶屋で、コーヒーやぜんざい、ソフトクリームなどを食べて休憩する。その頃には、再び日が差して、天気が回復してきた。

 

 中道バス停まで歩き、帰りのバスを待つ。少し雨に降られたけれど、あたたかな日差しを受けて、人の少ない桃源郷を楽しむことができた1日でした。

 

                                                                 記:網干