第39回ふれあいハイキング(富士見塚)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 3名 健常者 9名
平成26年11月16日 富士見塚 合計 14名 会員外 障害者 0名 健常者 2名
コースタイム:上大井駅(10:10)…了義寺(10:40-10:45)…丁字が原農村公園(11:20-12:15)…
        地福寺(13:55-14:25)…新松田(15:10)
天気:曇り

 今回は、1193年、源頼朝が巻き狩りに向かう途中で、馬を止めて見入ったという美しい富士山が見えることを期待して御殿場線の上大井駅に集合した。

 

 途中、小田急線の車窓や新松田駅では、雲の上に頭だけ出した富士山が見られた。天気予報では午後の方が晴れが多いようなので期待できそうだ。

 

 瓢箪駅として有名な上大井駅を後に出発する。ハイキングコースは分岐毎に標識が整備されていて、迷うことはなさそうだ。刈り取りの済んだ田んぼなどを見ながら歩いて行く。アオサギも見られた。

 

 了義寺は、雪舟派の絵師が描いた山水画があるようだが、今日は法事のお客さんがいるので、見せてもらえなかった。

 

 かなり上り坂の農道を歩いて行くと、丁字が原農村公園に着く。ここから先に良い場所がないので、ここで少し早い昼食タイムとする。次から次と、いろんな食べ物が回ってきて、うれしい悲鳴となる。腹がかなり重くなった。

 

 道路の反対側にある四季の里に立ち寄り、農産品を見る。フェイジョアという果物が売られている。味は分からないが、一袋100円という値段に引かれて、一袋買ってみる。買ったものは、まだ熟すまでに、日数が必要なようだ。

 

 きれいに咲いている皇帝ダリアなどを見ながら歩き、東名高速道路の上を越える。下から見上げることは多いが、上から見下ろすのは珍しい。ミカン畑を両側に見て歩き、美化センターに着く。ここからネットの地図には道がないので、本当に富士見塚まで行かれるのか少し心配だったが、しっかりと山道が着いていた。標識も整備されている。

 

 山道の脇を小さな沢が流れ、道の脇にはまだリンドウも咲いていた。山道を出て、車道を歩くと、地福寺に到着する。ドウダンツツジの紅葉が美しい。鳥の声がしたので、その方向を見たら、どうもアオゲラのようだった。しっかり確認する時間もなく、どこかに飛んで行ってしまった。

 

 樹齢800年以上といわれるシイの木の下をくぐり、さらに少し歩くと、目的地の富士見塚に到着する。石碑があるだけで何の変哲もない場所だ。富士山を探すが雲が多くてほとんど見えていない。何人かは、蜂蜜売りのおばさんに連れられて、蜂蜜を買いに行った。そのおばさんの旦那さんが、富士見塚で待っている私たちに、ミカンは11月20日になると一斉に収穫が始まることなどをいろいろ教えてくれる。うっすらと富士山も見えてきた。見晴台からは、矢倉岳、金時山、明神岳などの箱根の山々、松田方面の市街地、そして相模湾が見えていた。

 

 蜂蜜のおじさんから教えてもらった矢倉沢往還と呼ばれる旧道を下り、新松田駅を目指す。途中で、フェイジョアの木があり、地面に落ちている実もあったので食べてみると、トロピカルな感じの甘みがあった。

 

 小田急線を横切り、川音川を渡って新松田駅に到着する。富士山はうっすらとしか見えなかったが、比較的あたたかな1日をゆっくりと楽しむことができました。

 

                                                                 記:網干