当初の予定は、22日の日曜日だったが、天気予報が良くなかったので、1日早い21日の土曜日に実施した。来月の西穂から奥穂の縦走に参加するメンバーの岩登り技術向上が一番の目的だったので、他の予定を調整して参加した方もいた。

　いつもは満員の岩場も、今日は土曜日のせいか比較的すいている。今回は、最初から男岩南面のフェースを使って、ここで徹底的に岩になれてもらうことにする。

　午前中は、フェースを登り、午後からは凹角を登って、フェースをクライムダウンする。クライムダウンも２回目になると、少し慣れてきたようだ。西穂から奥穂の縦走のためには、もう少し慣れて欲しいところだ。

　今日は、キビタキが近くで、最初から最後までさえずっていた。また、懸垂下降した人の足に国蝶のオオムラサキが止まっていたが、下に降り立ったとたんに飛んでしまった。しかし、舞っている状態でもあの美しい色がよく分かった。形容しがたいほどの美しさに見とれてしまった。

　今回土浦から来た初参加のＨさんは、かなり岩に慣れたようで、スムーズに登っていた。Ｔさんも初チャレンジだった。登りにくい柔らかい軽登山靴だったが、がんばり、最後にザックを背負って登る経験もできた。できれば、もう１回、練習をしたいところだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記：網干