実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 3名 | 健常者 | 6名 |
平成26年4月27日 | 天城縦走路 | 合計 9名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:天城高原ゴルフ場(6:20)…万二郎岳(7:55-8:10)…万三郎岳(9:45-10:00)… 戸塚峠(11:10-11:35)…八丁池(13:05-13:15)…天城峠(15:30)…天城峠バス停(16:20) |
天気:快晴 | ||||||
前日、伊東に来て、Fさんが会員となっている東急ハーベストクラブに素泊まりで泊めていただいた。
昨日は湿度が高かったのか、富士山もうっすらとしか見えなかったようだが、今日は朝から富士山がよく見える。これから登る天城山もよく見えている。ホテル横の鐘の前で集合写真を撮って予約したタクシーに乗って登山口に向かう。
登山口でKさんがストックをタクシーの中に忘れたことに気づいたが、タクシー会社が自宅に送ってくれるという。
まずは一昨年の5月に登った万二郎岳を目指して登る。今回は、ミツバツツジなどはまだ咲いていないが、アセビが満開だった。この山は、最初から最後までアセビとヒメシャラが非常に多く、万三郎岳付近からはブナが非常に多い山だった。
夏鳥では、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイのさえずりを聞いたが、留鳥ではイカル、ミソサザイ、ルリビタキ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラのさえずりが多かった。
万二郎岳からは、馬ノ背などを岩場やアセビのトンネル、一面に根を張るブナの林などを通過して万三郎岳に着く。ゴルフ場を10分早く出発したにも関わらず、ここまでで1時間オーバーとなっている。バスの時間が少し心配だが、日が長いことや人数が多いので、タクシーを利用しても良いと割り切り、少し早めのペースくらいで行くことにする。
万三郎岳からははじめて歩くコースだ。アセビやブナ、ヒメシャラが多く、足下にはナガバノスミレサイシンと思われる花が咲いている。時間が気になったが、100mほど脇にそれたところにあるヘビブナに立ち寄ってみる。幹がぐにゃっと曲がってちょっとかわいそうなブナがあった。でも、この格好でしっかりと生きている。
小岳からの下りは、今回のコースで心配だったところの一つだが、無事に通過する。気持ちよいブナ林を歩き、戸塚峠で昼食タイムとする。この付近も一面のブナ林でブナの実がたくさん落ちている。
戸塚峠から歩きやすい登山道を歩き、目を近づけてよく見なかったために自由峠と読んでいた白田峠を通過し、サルノコシカケがいくつも並んでいるブナの木を見て、さらに行くと八丁池に飛び出した。ここは、とても気持ちよい場所だった。
いよいよ縦走路も終盤に近づいてきた。しかしここからが気が抜けない危険なトラバース道が続くことになる。しっかりサポート体制を整えて下り始める。
一面アセビの山腹を見たり、向こうの尾根の山腹に見える春爛漫の木々たちを楽しみながら、慎重に下って行く。そして、念願の天城峠に到着する。ここが石川さゆりが歌っていた天城越えの場所だろうか? みんなで集合写真を撮る。
もう予定のバスには間に合わないと思うが、かなりぎりぎりの時間なので、少しがんばって下ることにする。
石で作った旧天城トンネルに着く。誰かが、ここから10分と書いてあるというので、トイレに入ってから先に出発したメンバーを追う。しかし、歩いている林道ではどう見ても10分でバス停に着く雰囲気ではない。地図を見ると、旧トンネルからすぐに下る道がある。間違いに気がついて引き返すことにする。この時点でもう予定のバスは間に合わなくなったので、旧トンネルでみんなで写真を撮る。
旧トンネルからは急な階段を下り、山道を歩いて下りたところにバス停があった。1本遅れだったが、全員無事にバスに乗り込み、修善寺駅へと向かった。
記:網干 |
天城縦走路山行報告