第44回ふれあいハイキング(滝山丘陵)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 3名 健常者 6名
平成28年2月21日 滝山丘陵 合計 9名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:滝山台バス停(10:20)・・・滝山台登山口(10:40)・・・古峰ヶ原園地(11:00-11:30)
        ・・・中の丸跡地(12:00-12:30)・・・滝川城址跡地(本丸跡地)(13:00)・・・
        東秋川橋(14:00)・・・東秋留駅(14:30)
天気:曇り時々晴れ

 今日は、昨日の嵐のような雨とは打って変わって暖かいハイキング日和となった。

 

 Kちゃんが出産後初めて赤ちゃんを連れて参加してくれた。リーダーとしてどのようにサポート体制を組めばよいか道は大丈夫か下見から当日まで皆さんがとても協力していただいて当日を迎える事が出来た。お母さんが一人で5時間も背負うのは、大変だろうと思い我が家にあった背負子を持参することにした。これが大活躍。

 

 昭島駅からタクシーで20分位で登山口に到着。そこで声出しをした。もう小さい天使は、皆の心を独り占め、ばあばあとじいじいは、久しぶりのあかちゃんに大はしゃぎ、兎に角背負子に入れて出発。

 

 最初が今日一番の階段登り、背負子が意外に重く肩に食い込む。早々に交替して順番に背負い訓練訓練といいながら歩きはじめ階段を上りきると落ち葉で埋め尽くされた静かな道。しばらく行くと眼下に八王子市街が遠くに見える。何だかいつもの感じとちょっと違う雰囲気、赤ちゃんがいるだけで自然と皆の顔が微笑み優しさに包まれる。

 

 40分程歩くと分岐になりしばし休憩、これから先が道が広がり桜の木が点在してくるあたりから城址らしいお濠や二の丸・三の丸など名称が現れてほどなく中の丸跡地で昼食休憩広くトイレも有り、市街地が見渡せる。Iちゃんは、お母さんをゆっくり食事させて上げようとお昼寝に入ってくれた。なんて親孝行な子供なんだろう。

 

 昼食後本丸へ出発。神社があり、そこからは、苔の生えた石坂を下り農道をへとつながっていく。途中でフキノトウを持っているやさしいおじさんに出会い、ちゃっかりいただいてきた。後ろを振り向き関根さんが下りてきた本丸の方を見てやっぱり要塞だなあって歴史を感じた瞬間だった。牛小屋の香りが終わるあたりから多摩川の支流の秋川の堤防にぶつかり川沿いを歩く時々葦の中から野鳥が飛び立ちびっくり。高そうなカメラを持った叔父さん達が何人も構えていたので何を待ってるんですか? 時々大鷲などがみえるんだよっていってたけど、本当は、時間つぶしだよと言って大笑い。でもシラサギなど名前は、わからないけど多くの野鳥が見られるようだ。東秋川橋を渡り川とお別れ駅に向かってあともう少し。住宅街を抜け駅へと着いた。全員の協力でKちゃんの希望を叶えて上げられた事に本当に感謝です。Kちゃんの勇気と受け入れる事を容認してくれた山仲間アルプの底力に乾杯!これからも応援していくよ。

 

                                                             記:中村浩子