実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 2名 | 健常者 | 7名 |
平成27年4月26日 | 上州三峰山 | 合計 9名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:河内神社下駐車場(9:55)…河内神社(10:20)…下山コース分岐(11:05)… 上州三峰山(12:40-13:10)…三峰沼(14:25-14:40)…後閑駅(16:40) |
天気:快晴 | ||||||
今日はすばらしい天気に恵まれた。しかし、やはり春だ。春霞の影響で車窓から富士山は見えなかった。
沼田駅を過ぎると今日登る上州三峰山が見えてくる。この山に登ったのは、もう20年くらい前だろうか。滅多に登る山ではないが、上越線の車窓からよく見える山だ。
沼田駅からタクシーで河内神社の下の駐車場まで行く。この付近は、サクラがきれいだった。いつものように自己紹介をして登りはじめる。まだ林道になっているところを車で上っていく人がいる。誰かが聞いたら、これはパラグライダーをする人のための輸送だということ。このすぐ上にパラグライダーの発着所がある。上空にはパラグライダーの人たちが多数舞っている。
河内神社で山の安全を願い、登っていく。しかし、急な登りは神社まで。ここからは緩やかな稜線が続く。周囲は赤松林が主体だった。秋には松茸が生えるのだろうか?
新緑と赤松、足下にはいろんな花が見られる。主体はスミレの仲間。タチツボスミレやアカネスミレは分かるが、分からないものが多い。ジュウニヒトエやショウジョウバカマ、シュンランも咲き、山頂直下にはカタクリの群落がある。今年初めての出会いだった。
山頂に着くと、20年前は全く展望がなかったが、谷川岳が見えるように刈り払われていた。人間の傲慢さを感じるが、すばらしい谷川岳に出会えて、やっぱりうれしく感じる。自分も傲慢なんだろうな。仙ノ倉山までの国境稜線や上州武尊山もよく見える。ここで昼食タイムだ。
集合写真を撮って、山頂を後にする。少しだけ片側が切れたところがあるが、それ以外は広い尾根に付けられた歩きやすい登山道が続く。下りは、三峰沼を経由して後閑駅まで歩く。三峰沼近くでは、シロバナノエンレイソウが咲き、ミズバショウも咲いていた。どちらも今年最初の出会い。展望とお目当ての花に出会えて、とてもラッキーだった。
少し急な登山道を下り、麓へと下りていく。少し汗ばむくらいの陽気だった。麓には菜の花が咲き、モンシロチョウやモンキチョウが舞う。ベニシジミも見ることができた。
舗装道路を歩き、足がいたくなり始めた頃、上越線の線路が見えてきた。振り返ると、谷川岳が午後の日差しを受けて輝いていた。 記:網干
《参加者の感想》 今日は、西上州の三峰山へカタクリと水芭蕉を求めて出発。 カタクリは日差しをあびて元気よくせりあがってました。体操選手のよう。Fさんに近くのカタクリを触ってもらうとこれは若くないなといっている。カタクリの年齢までわかるとはすばらしい。 山頂までは無難な道をあるく。あそこがピークかと思いきや、まだ先にピークがある。森の中を歩いていると心が休まる。鳥が鳴いている、リーダーの口からいろんな名前が出てくる。うれしそうに話すのでこちらもうれしくなる。そういうことがリーダーの一番の役目なのかなと思う。盛り上げ隊=Aリーダー。お疲れ様です。 今年初の水芭蕉も見られ、白く可憐な水芭蕉はおとなしい。見習いたい。今回の山はすごく不思議な異空間を感じさせる山でした。見上げれば谷川連峰と武尊山。まだまだ白い頂きがずらりと並んでいる。ためいきがでる。 疲労はその日を生きたあかし。癒し系の静かな山でした。 記:S.Kさん |
上州三峰山山行報告