実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 2名 | 健常者 | 7名 |
平成27年8月1日~2日 | 白山 | 合計 9名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム: 8/1 別当出合(9:20)…別当坂分岐(11:00-11:10)…殿ヶ池避難小屋(13:20-13:30)… 8/2 室堂センター(4:10)…御前峰(4:50-5:30)…室堂センター(5:55-7:05)…アルプス展望台 |
天気: 8/1 快晴後晴れ、 |
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☆8月1日 夜行バスで金沢駅に着き、そこからバスで別当出合に向かう。東京は今日も明日も猛暑の予報。金沢も東京ほどではないにしても暑い。今日は、熱中症に要注意だ。
別当出合には、トイレがあり、水の補給もできる。準備を整え、出発する。
砂防新道と違い観光新道はすぐに登りが始まる。標高は1,200m程度。この標高でもとても暑い。汗が噴き出してくる。それでも時折、涼しい風を送ってくれる山の自然はありがたい。
登るにつれて別山方面が見えるようになる。南竜山荘方面にロープウェイを作る計画でもあるのだろうか? その付近で工事をしている。林道も山の奥まで延びている。
登るにつれて樹高が低くなり、直射日光が照りつけるようになる。ペースはゆっくりだが、暑さに汗が噴き出してくる。五輪坂を頑張って登り、尾根上の別当坂分岐に到着。冷たい風が吹き抜けて、とても気持ちよかったが、すぐに風も止んでしまう。ただ、ここからは比較的傾斜も緩くなる。ただ、痩せ尾根なので、少し注意が必要だ。
尾根を登っていくとさまざまな花が咲いている。ハクサンシャジン、シモツケソウ、オオバギボウシ、ハクサンボウフウ、シシウド等々。アカモノやマイヅルソウはもう実を付けていた。アサギマダラやミドリヒョウモンなども舞っている。高山植物が豊富で、豊かな自然が残る白山を楽しみながら登る。
尾根を登っていくと、さらにヤマルリトラノオやミヤマダイモンジソウやタテヤマウツボグサ、ミヤマキンポウゲ、キヌガサソウも見られるようになる。イブキトラノオやシシウドはそこら中でお花畑を作っている。
殿ヶ池避難小屋を過ぎるとお花畑が連続するようになる。クルマユリ、マツムシソウ、タカネナデシコ、ハクサンフウロ、カライトソウ等々。日本を代表する花の百名山だ、すばらしいの一語につきる。
黒ボコ岩に到着。この頃には夏雲がわくようになる。黒ボコ岩を過ぎるとそこは弥陀ヶ原。コバイケイソウの群落があり、クロユリがたくさん咲くようになる。木道を歩き、室堂センターへの最後の登りにかかる。屋根がすぐに見えそうだが、なかなか見えない。もう5分で着きますよと言う越えに励まされて登っていく。
室堂センターで受付を済ませ、部屋に案内してもらう。小屋の外でのどを潤して、早々に眠りにつく。
☆8月2日 朝3時半過ぎに起きて準備をする。外に出ると、御前峰に登る人たちのライトの列ができている。私たちも予定より早く山頂に向かうことにする。
山頂直下は渋滞気味で、日の出前に山頂に着けるか心配だったが、5分ほど前に着くことができた。山頂は人でごった返し、日の出は人の間からやっと見えるくらいだった。一番高いところでは、白装束の方が、私は高いところが苦手だと言いながらも、白山の説明をしている。山頂からは、北アルプスの山々、乗鞍岳、御嶽山、さらに中央アルプスと南アルプスも見えていた。
太陽が上がると白装束の方の音頭で万歳三唱。朝日がみんなの顔を赤く染めている。集合写真を撮って下山にかかる。この道も花が豊富だ。イワギキョウやシナノオトギリ、クルマユリ、クロユリなどがたくさん咲いている。
室堂センターで朝食を食べ、少し遠回りになるが展望歩道を経由して下山にかかる。すると、今までほとんど咲いていなかったハクサンコザクラの群落が現れる。クロユリもたくさん咲いている。このコースは、展望も良く最高だった。御嶽山には噴煙のようなものが上がっていたが、今日の捜索に影響はなかったのだろうか?
アルプス展望台はすばらしい展望だが、すでに気温が高くなっている。日差しを遮るものがないので、早々に下山にかかる。
少し下ると南竜の休憩所が見える。水場も現れた。雪解け水はとても冷たく、1分も手をつけておくことができないくらいだ。
湿原の木道を歩いていると、イワイチョウとチングルマが咲いていた。南竜山荘で、トイレ休憩をして、早々に下山にかかる。遠回りしたこともあり、計画より40分近く遅れている。先を急ごうという声が上がり、ウグイス観察もほどほどに先を急ぐ。
お花畑を過ぎると南竜道分岐。さらに下ると甚之助避難小屋がある。ここでの休憩もほどほどに、先を急ぐことにする。コースタイムどおりに下れれば、ぎりぎり予定のバスに間に合うという状況。
ややペースを上げて下って行く。先頭と後方で少し間が開いてきた。先頭が中飯場に到着するが、後ろのグループはまだ到着しない。先頭でぎりぎり間に合うかどうかという時間だったので、予定のバスは完全にあきらめることにする。
後方のグループが到着するとNさんが転倒して腿の外側を少し打ったらしい。しかし、歩くことに支障はないようだ。
長い下りをがんばってようやく吊り橋が見えてきた。後方グループも5分遅れくらいで到着する。Kさんがねんざしたようで、足をかばいながら歩いている。最後になって疲れが出て、足をひねったようだ。(帰って分かったことだが、骨折していた)
多くの花やご来光、展望などを楽しみ、市ノ瀬までのシャトルバスに乗る。市ノ瀬で白山温泉に入って汗を流す。次の金沢駅行きバスに乗って、うだるような暑さの都会へと帰って行く。
記:網干 |
白山山行報告