実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 1名 | 健常者 | 4名 |
平成27年9月27日 | 古賀志山 | 合計 6名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 1名 |
コースタイム:森林公園駐車場(10:25)…水場(10:55-11:05)…富士見峠(11:55-12:05)… 東稜見晴台(12:20-12:50)…古賀志山(13:00-13:05)…御岳山(13:25-13:30)… 南ルート分岐(13:40-13:45)…南ルート入口(14:10)…展望台(14:50-15:00)… 森林公園駐車場(15:15) |
天気:曇り後晴れ | ||||||
夏から秋にかけて派手な高山が続いたが、今回はぐっと地味に、低山の日帰り登山となった。人数も少なく、静かに山を楽しむ一日となった。
山に向かう電車の中では、雨が降っているところもあったが、新鹿沼駅からは雨に降られることはなかった。最後には日も差してきていた。
新鹿沼駅からタクシーで森林公園まで行く。途中、運転手さんから、この川が氾濫して、この付近の家はみんな床上浸水したと教えられた。茨城県の常総市の水害はよく知っていたが、鹿沼市も大きな被害を受けていたことを、今回初めて知ることができた。 森林公園で自己紹介をする。今回はSさんが初参加だ。公園には、今回予定している北コースは、先日の大雨で登山道が崩れて通行できないと表示されている。しかし、野菜などを売っている地元の人に聞くと、すでに多くの登山者が登っているので、道はできていると教えてもらう。
予定通りに北コースに向かう。車道を歩いていると、舗装の縁の土がえぐれている。さらに細野ダム分岐に架かっていた橋は、完全に崩れていて、橋の形になっていなかった。ここから広場までの登山道も所々、大きくえぐられたり、多くの樹木がなぎ倒されて、押し流されて溜まっていた。とにかく、自然の力の大きさに敬服する。
水場で休憩し、広場でも休憩する。そして富士見峠への山道を登る。ツリフネソウやキバナアキギリ、オクモミジハグマなどが咲いている。富士見峠の直下には大きな岩があった。この山は、岩登りのゲレンデとして有名な岩の山。今回のコース以外のコースは、どこも鎖が連続するスリリングなコースだ。我々は最も安全なコースを行く。
富士見峠は、名前とは全く違って、富士山は見えないし、周囲の木を全て切っても見えないと思われた。どんな理由で命名したのだろうか?
富士見峠からは岩混じりの急坂となる。久しぶりの登山となるSIさんは苦しそうに登ってくる。登り着いたところが東稜分岐。見晴らしの良い東稜見晴台で昼食にする。東側の関東平野と北側の展望が得られる。栃木県はさすがにゴルフ場が多い。近くに3つ見えた。
昼食後は、古賀志山の山頂に行き集合写真を撮る。そして、御岳山への分岐に到着。SIさんはここで待つという。5人で御岳山を往復することにする。ここは、今回一番の岩場。赤い鳥居を過ぎると、尾根上の岩場コースかそれを避けるトラバース道かを選ぶところに出るが、今回はトラバース道を往復することにする。
尾根コースと合流すると、はしごが現れる。M君は途中からはしごに乗るのをいやがり、はしごの下から忠実にはしごを登る。その後の岩場もクリアし、御岳山山頂に到着する。ここは、今日一番見晴らしが良いところ。天気もかなり回復し、日も差してきた。
下山は、一番注意が必要だ。M君に腰を落として手をついて下りるように言う。ちゃんと指示に従って下りてくる。鎖場を通過し、はしごもしっかり下ってきた。トラバース道もしっかりこなして、SIさんが待つ分岐に到着する。
分岐からの下りは階段だった。M君は、Nさんにつかまって下りようとしているが、Nさんの負担が大きすぎるため、前に来てもらう。車道に出ると、M君は、タクシーに乗りたいという。しかしタクシーはここまでは入れないし、呼んでもいない。M君は不満で、しばらく荒れていた。それでも、赤川ダムの見える展望台に着く頃には落ち着いていた。
この付近には、アケビがなっていた。途中、ヤマボウシの実もたくさんなっていて、さすが実りの秋であることを実感する。森林公園の駐車場に着き、タクシーを待つ。M君に「楽しかった?」と聞くと「楽しかった」と応える。その後は、Nさんにずっと甘えているM君だった。 記:網干
《参加者の感想》 先日の豪雨の爪痕を目の当たりにして、山の怖さを感じましたが、その登山道を行く人達をみていたら、人間のちっぽけさを愛おしく思いました。一方で、小さな花や、虫の音は、災害を感じさせなくて… 記:F.Iさん |
古賀志山山行報告