房州アルプス山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 6名
平成28年2月7日 房州アルプス 合計 7名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:林道鹿原線入口(9:50)…登山口(10:30-10:40)…ミカン畑最上部(12:00-12:50)…
        消防団機庫(13:30)
天気:快晴

 積雪や雨で過去に2回中止になった房州アルプス。今回は、好天に恵まれて実施できる。

 

 内房線の車窓から、真っ白に雪化粧した富士山が浦賀水道越しに見える。多くの荷物を積んだ船も多数行き交っている。そんな風景を見ながら保田駅に到着。今回は、上総湊駅から行く予定だったが、タクシー手配の関係で、保田駅集合に変更した。予約したタクシーに乗り込んで、林道鹿原線入り口に向かう。さらに林道を車で上がることもできたが、予定通り林道を歩くことにする。

 

 天気は良いが風が強く冷たい。早々に歩き始める。体が温まった頃、登山口に到着。「まつど遠足クラブ1年さくら組」の名前がついたかわいい道標が迎えてくれる。

 

 今日もM君は絶好調。楽しそうに歩いている。山道はとても歩きやすい。ほぼ尾根を忠実に辿っている。途中で東京湾がよく見えるところがあったり、鹿野山方面が見えるところがあった。鹿野山方面が見えるところがもしかしたら、露岩のテラスだったのだろうか? 登山道にはほとんど道標がないので、よく分からないまま進む。

 

 歩きやすかった登山道も、痩せ尾根で木の根っこが張り巡らされたところを通過する。実は、ここはすでに房州アルプスの最高峰、無実山を過ぎたところだった。その後、ジグザグに下る登山道を通過し、外傾して滑りやすいトラバース道を行っているとき、2人の登山者がいたので、道は間違っていないと思ったのだが、その登山者も、山頂が分からないまま通り過ぎたようで、この先はすぐに終了点の林道だと教えてもらった。Kさんが持っている山ログのアプリで現在地を確認すると、登山道上にいるものの、無実山は通り過ぎている。

 

 みんなで引き返すのは止めて、暖かい場所でお昼にしようということになり先に進む。ミカン畑に着くと、一部分だけあたたかな日が差し、風もないところがあった。そこで昼食タイムとする。動物の糞だらけだが、できるだけ踏まないようにシートを敷き、昼食を食べる。M君は、カメラをもって歩き回っている。ここで集合写真を撮り、下山することにする。

 

 民家の犬が鳴き、水仙が咲くミカン畑を通り過ぎ、林道を下っていく。イノシシ狩りだろうか、狩猟の人たちが登っていく。

 

 消防団機庫のある車道に到着して、タクシー会社に予定より早く来てもらうように依頼する。道路から志駒川に下りてタクシーがくるのを待つ。今回は、知らないうちに山頂を通過してしまったので、またいつか計画してリベンジをはかりたい思いを胸に、タクシーに乗り込む。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》

 往路の車窓からは、東京湾をはさんで見事な富士山。綿帽子をかぶって大変美しい姿を見せてくれました。アルプスと名のつく山々からの景色も楽しみにしていたのですが…また来てね、と誘われていると思うことに致します(^^;

 標高は低いながらも片側や両側がきれている登山道に、息子は真剣!集中!緊張感をもって進んでいました。地図上の頂上には到達せずとも、充分、達成感を得られたようです。

 暖かな陽ざしと水仙、ミカン、早咲きの桜、梅の花、メジロのお喋り…春は近いなぁ、と感じた幸せな1日でした。アップされる写真からも春の香りが感じられそうで、楽しみです♪

                                                              記:F.Iさん