実施日 | 場所 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 3名 | 健常者 | 4名 |
平成28年10月2日 | 川口自然公園 | 合計 7名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:東川口駅(9:50)…川口自然公園(10:20-10:45)…大崎公園(11:30-12:30)… さぎ山記念公園(14:15-14:55) |
天気:晴れ | ||||||
今年度最初のふれあいハイキングは、埼玉県川口市からさいたま市(東浦和)かけて広がる見沼たんぼの一番南東側を歩く計画だ。
東川口駅に全員集合する。今回は、5年半ぶりにYさんも参加となる。南浦和に住むYさんにとって、今回は参加しやすい地元となったことで、参加が実現した。大崎公園周辺は、Yさんがよく行くところということなので、そこでの案内をお願いする。
まずは、東川口駅から町中の道路を歩いて川口自然公園に向かう。今日は曇りの予報だったが、青空が広がり、熱くなりそうだ。地図を見ながら歩いて行くと、川口自然公園に到着する。少し大きめの池があり、大勢の人たちが釣りをしている。私たちは藤棚の下のベンチで休憩する。藤が実をぶら下げていた。真ん中が高くなった平均台でバランスを試してみる。Yさんは年齢を感じさせないバランスで楽々通過。弱視のKさんは足下がよく見えないため、足裏で足下を確認しながら、バランス良く端から端まで歩き通した。
川口自然公園内は、葦原などもあり、自然がたくさん残っている。公園内を少し歩いてから、次の大崎公園を目指して歩いて行く。歩いた道は、見沼代用水東縁に沿った道だ。見沼代用水は、見沼たんぼに水を注ぐ大切な川だった。見沼たんぼは、今でも緑豊かな田畑が広がっている。詳しくは、見沼たんぼのホームページをご覧ください。
見沼代用水に沿った道は、桜並木で春は桜を見ながら数時間のハイキングができそうだ。
大崎公園は、Yさんのお膝元。何度も訪れているらしい。ここには、無料では入れる子ども動物園がある。隣にある植物園も無料とのこと。さいたま市は財政豊かなようだ。動物園は、自分が檻に入れられている姿を考えると、動物たちもきっと辛いに違いないと思えてくるので、個人的にはあまり好きではないが、子どもたちが動物と身近に接することができるメリットもある。今回も大勢の子どもたちが親御さんと一緒に来ていた。レッサーパンダやカピバラ、キンケイなど、動物や鳥、魚、昆虫など、いろんな種類の生き物がいた。
ここで昼食を摂り、次は見沼自然公園に向かう予定だったが、みんなの合意で古い民家を移設した「浦和くらしの博物館民家園」に立ち寄ることにする。昔懐かしい、土間のある家を見て、郷愁に浸る。
次は、最後の目的地、見沼自然公園とさぎ山公園を目指す。時間的にも最も暑い時間となり、Yさんの温度計は31℃を指している。熱中症が心配される。水分補給を忘れないようにする。
見沼代用水東縁に沿った道は、桜並木が続く。見沼たんぼの向こうには、さいたま新都心のビルや浦和のビルが見える。道の横には彼岸花が咲いている。大勢のバードウォッチャーが木の上に双眼鏡を向けていたので、「カワセミがいるんですか?」と聞いたら、「カワセミは川沿いの下の方でしょう」という。「それでは何か鳥がいるんですか?」と聞いたら、「小鳥がいるんだよ」とのこと。もうこれ以上聞いても無理だと思い、「あ、そうですか」と言って、みんなの元に急ぐ。オタクの人たちはつれないね。
見沼には、龍神伝説があるそうだが、見沼たんぼに萱で作った竜のモニュメントがあった。
暑い中、がんばって歩き、見沼自然公園を左手に見ながらさぎ山公園を目指す。さぎ山公園も整備されたきれいな公園だ。暑さに耐えかねていたので、みんなが自動販売機に向かい、冷たいものを飲む。芝生に座り、さらに寝転んで、疲れを癒やす。石川啄木の「不来方のお城の跡の草に寝て 空に吸われし十四の心」という短歌を思い出す。今日は、「さぎ山に今ではサギはいないとな 心配なのは振り込め詐欺だ」というところか。
Yさんがバス停まで行って時間を見てきてくださる。時間に合わせてバス停に行く。暑い中、がんばって歩いたので、たくさん水を飲んでもまだカラカラ。バスに乗り込むとすぐに爆睡。まぶたに浮かぶは、冷えた麦のジュースかな?
見沼たんぼのホームページ:http://www.minumatanbo-saitama.jp/
記:網干
《参加者の感想》 見沼田んぼ、用水があんなに自然溢れる地域であると知りませんでした。また、訪れた3つの公園がそれぞれ自然を残しながら、訪れた人を楽しませる工夫をしている事に感心しました。私の住むすぐ隣りの市にまだまだたっぷり自然が残っていたのですね!今日のハイキングは予想外の嬉しい収穫でした。 記:M.Sさん |
第45回ふれあいハイキング(川口自然公園)報告