第48回ふれあいハイキング(増林)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 0名 健常者 6名
平成29年3月12日 増林 合計 7名 会員外 障害者 0名 健常者 1名
コースタイム:越谷駅(9:45)…アリタキ植物園(10:15-10:50)…花田第六公園(11:10-12:20)…
        新方橋バス停(14:00着)
天気:快晴

 今回は、下見をしていただいたSさんと、越谷に住むSさんの友人のMさんに案内していただく。

 

 まず、越谷駅からスタート。越谷周辺は、シラコバトが見られる日本で唯一の場所。実際に野生のシラコバトを見つけることは難しいと思うが、マンホールの模様として描かれたシラコバトを発見。いろんなところにシラコバトの絵やモニュメントが使われている。

 

 元荒川を渡って、アリタキ植物園を目指す。元荒川には、ヒドリガモやカルガモ、オオバンなどの水鳥が川の流れに浮かんでいる。

 

 久伊豆神社の参道を少し行くとアリタキ植物園がある。アリタキ植物園は、植物学者の故有瀧龍雄さんにちなんで作られたものらしい。入場料100円を払って中に入る。ボランティアの解説員の方が同行してくださるが、20分程度で観察したいと言ったら驚いていた。本当はもっとゆっくり1時間以上かけて、植物の勉強をしながら歩いた方が良いのだと思うが、聞いてもすぐに忘れてしまうので、ほどほどのところで切り上げて、次に向かうことにする。

 

 植物園を出てから、参道を歩いて久伊豆神社に行く。藤棚が長く続いていて、花の季節には、とてもきれいなのではないかと思われる。久伊豆神社を出ると、次は花田第六公園だ。ここは、能楽堂と日本庭園がある。そこまでの道は、統一感のある新興住宅街などを通っていく。

 

 立派な能楽堂を見て、日本庭園に行く。ここも入場料は100円。下見の時にはカワセミを見つけたというので、期待して中を歩いたが、残念ながら見つからなかった。しかし、岩の上でさえずるセグロセキレイなどを見られた。私と男性のMさん以外は、抹茶をたしなんでいる。その後、美しい日本庭園を見ながら昼食タイムとする。

 

 ここからは、新方川を渡って、水の涸れたたんぼを見ながら、何もない増林を歩く。カワラヒワが群れを作って、電線に止まっている。「キリリコロロ」とさえずっている。何もないここからは、富士山や筑波山が見えるはずだが、今日は春の陽気で遠くまで見渡すことはできない。しかし、足下にはホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリが咲き、ツクシが顔を出し始めている。

 

 林泉寺はただのお寺ということで、立ち寄らず、大落古利根川の対岸側を歩いて上流に向かった方が楽しめるということなので、少し下流側まで戻って対岸に渡る。

 

 橋の上から黄色い花の群落が見える。当然、菜の花だろうと思ったら、それはからし菜だった。大落古利根川の左岸側は、からし菜の群落が続くすばらしいところだった。緩やかに流れる大落古利根川に沿って歩いて行くと、NIPPOの工場が見えてくる。その先の橋を渡るとすぐにバス停があった。予定していたキャンベルタウン野鳥の森は、鳥インフルエンザの影響で閉鎖中とのこと。下見をしていただいたSさんのおかげで、事前に情報得ることができて助かった。

 

 今回は、17,000歩程度歩いたらしい。このままバスに乗らずに北越谷駅まで歩こうという意見も出たが、舗装道路を歩き続けたこともあり、バスに乗って北越谷駅に向かうことにした。

 

 立派な公園や河川敷の美しさを堪能した一日でした。

 

                                                                 記:網干