実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 2名 | 健常者 | 4名 |
平成28年4月3日 | 巣雲山 | 合計 8名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 2名 |
コースタイム:宇佐美駅(9:55)・・・大丸山(12:15)・・・巣雲山(13:05-13:50)・・・宇佐美駅(16:20) | 天気:小雨後曇り | ||||||
前日の天気予報は曇りで、降水確率20%だったが、家を出るとちらちら雨が降っている。宇佐美駅で電車を下りるが、やはり雨が降っていた。参加予定だったSKさんから今日はキャンセルするとのメールもあった。強い雨ではないが、雨具をつけて出発する。
山は今回が2度目の参加となるYさんが今回が3回目の参加となる視覚障害者のSさんをサポートして歩いてくれる。車道を歩いているうちに雨も上がり、暑くなってくる。後ろを歩くメンバーは何度か衣類調整で休憩しているようだ。
今回が初参加のKさんもSさんのサポートをしてくれている。心強い限りだ。
登っていくと、左側の樹林が切れたところから雲海に浮かぶ山が見える。標高500m程度の低山でこんな雲海が見られるとは思いもしなかった。キャンセルしたSKさんが知ったらきっと悔しがるだろうなと思いながら、にたにたしてしまう。うーん、なんという性格をしとるんじゃ。
さらに登ると、樹木が刈り払われて展望のよいところに出る。そこを過ぎたところでようやく山道になっていく。地図にある道から離れて大丸山に到着する。ここは地図では道がないようになっているが、実際にはしっかりした道があり、広い道を歩いていると自然にこちらに来てしまうようだ。
伊豆スカイラインを右手に見て、下っていく。スカイラインのすぐ横に、地図にある道が合流していた。どこかで、こちらに来る道を見落としたのだろう。
何度か小さなアップダウンを繰り返して、山頂への最後ののぼりとなる。登っていくと広い草原に出る。ここが山頂の一角だった。山頂は広く展望もすばらしいが、さらに展望台にあがると、さすがにすばらしい展望だ。今日は雲に隠れて見えないが、富士山や箱根方面、沼津アルプス方面、天城山方面とすばらしい展望が広がるのだろう。それでも今日は、高い山見えなかったが海も見え、初島も見えた。なんといっても開放感がすばらしい。
下山は来た道を少しだけ戻り、右手に下っていく。スカイラインの横に出て、そこから沢に沿って下っていく。沢が合流してきたところでちょっとした読図講習。現在地を当ててもらう。KSさんはさすがは毎週山に登っているだけあって、しっかりと当てることができた。
今日は、ウグイス、ホオジロ、ミソサザイ、ヤマガラ、ヒガラ、イカル、コジュケイ、ガビチョウなどのさえずりを聞くことができた。もう少しすると夏鳥もわたってくるだろう。
腐りかけた丸太の橋をいくつか渡り、コンクリートの道に出る。ここから、桜が咲き、芽吹きの木々が多い里山の風景を楽しみながら、車道を下っていく。
最後にイソヒヨドリの声も楽しむことができた。帰りの長い電車の旅も、話をしているうちにあっという間に上野に着いてしまった。 記:網干
《参加者の感想》 今期初の山は伊豆の巣雲山にいってきました。あまり知れ渡っていない山かもしれない。宇佐美の駅も静かな駅で、山への道はほとんど舗装道路。山の中に入るとやっぱりほっとする。 緩やかな坂をゆっくり登る。緩やかななんだけど、だんだんだん蒸し蒸ししてくる。汗が出てくる。天気もだんだんよくなってきて、一枚一枚脱いでいく感じ。 巣雲山の山頂はわたしたちだけ。桜も終わっていた。名前と違って広々とした草原のようだった。子供達がいたら転がって、遊ぶことだろう。大好きな富士山は雲の中に在った。どれくらい大きく見えるのだろう。天城山脈がみえる。縦走したのは何年前だろうか。 期待していた宇佐美のみかんの路上販売はなくて、残念だった。木になっているみかんをみて、食べたいなと横目でみながら下山。笑いながら、鼻歌歌いながら、静かな山を満喫できた。今年の山はどんな姿を見せてくれるだろう。 記:S.Kさん |
巣雲山山行報告