筑波山(清掃登山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 4名 健常者 12名
平成28年12月4日 筑波山 合計 21名 会員外 障害者 0名 健常者 5名
コースタイム:筑波山神社(10:20)…御幸ヶ原(12:20-13:00)…男体山(13:20-13:30)…御幸ヶ原
        (13:40-13:45)…女体山(14:10-14:20)…弁慶七もどり(15:15-15:25)…
        つつじヶ丘(16:05)
天気:曇り

 今日は筑波山での清掃登山。直前で参加できなくなったり、逆に当日飛び入り参加などがあり、最終的には21人の参加となった。数十年ぶりに会えた方もいる。茨城県に住む正会員や賛助員の方が応援に駆けつけてくれた。とてもありがたいことです。初参加の方もいて、とても新鮮な山行となった。

 

 天気はまずまず。つくばエクスプレスの車窓から筑波山が見えてくる。つくば駅で電車を降り、バスで筑波山神社入口まで行く。乗客は多かったが増発は出ない。私も運転手さんに協力して、「まだ前の方は空いていますよ」と伝え、何とか全員、バスに乗車できた。私はバスの先頭で風景を楽しみながら筑波山神社に向かう。

 

 筑波山神社入口のバス停で、車できた茨城のみなさんや八街のIさんに会う。全員そろって階段を上がり、神社本殿の前で自己紹介を行う。今回は強力なメンバーだが、サポート経験がない方もいるので、途中で経験していただくこととする。

 

 今日は清掃登山だが、茨城県山岳連盟の人たちもゴミ拾いをするらしい。途中、女体山山頂近くで行き交うことになった。

 

 筑波山神社周辺は、紅葉が美しい。真っ赤に色づいたカエデなど、いろいろ楽しませてもらう。神社からはケーブルの線路に沿う形で登っていく。登りと下りのケーブルカーが行き交う中間地点で少し待っていたら、ケーブルカーが登ってきた。登りが緑色のわかば号、下りが赤いもみじ号。写真を撮って出発する。

 

 ここから登りが急になる。初参加の2人も順調に登っている。水戸葵山岳会のKさんにAさんのサポートをしていただく。山道の歩き方がしっかりしているので、サポートもスムーズにできている。登山道が木の階段になったところで、登山が初めてのTさんにもサポート経験をしていただく。自分のことで精一杯だと言っていたが、しっかりサポートしていた。将来に期待が持てそうだ。

 

 樹林の切れ目が見えてくると御幸ヶ原に到着する。これまで見えなかった日光の男体山や白根山、那須の山々、そして近くの加波山などがよく見えている。ここで昼食タイムとする。地面にシートを敷いて、思い思いに食べる。TさんやSさんからリンゴやコーヒーをごちそうになる。

 

 昼食後は、男体山を往復する。岩の多い道が続くが、全盲のAさんも問題なく登っていく。男体山に着くと、皇海山や上州武尊などの山が見える。そして、誰かが富士山も見つけた。淡い霞の向こうに富士山がうっすら見えていた。手前には関東平野が広がる。霞ヶ浦は霞がかかっていてはっきり見えなかった。

 

 男体山の山頂で写真を撮った後は、御幸ヶ原に戻り、女体山に向かう。途中にあったガマ岩の口に小石を投げ入れようとするが、すぐに落ちてくる。なかなか難しく誰も成功しなかった。

 

 女体山の山頂に到着するが、大混雑でゆっくりできなかった。富士山はもう見えなくなっていた。山頂標識の前で集合写真を撮って早々に下山を開始する。

 

 これまでゴミは少なかったが、ここの下山路横の斜面には、大量のゴミが捨てられている。ここはあまりにも多すぎて、今回は拾わないこととする。このゴミを拾うには、ここのために特別部隊を編成してこなければ難しいと思った。

 

 つつじヶ丘へのコースは、おもしろい岩がたくさんある。大仏さんのように見える大仏岩、天に突き出るような北斗岩、船の頭とおしりの用に見える出船入船、大きな岩の下をくぐる母の胎内くぐり、そして一番おもしろいのが今にも大きな岩が落ちてきそうで、強い弁慶もそこを通ろうかどうしようか迷ったと言われる弁慶七もどりなどがある。そんな岩を楽しみながら、下っていく。筑波神社に泊めた車に直接向かうお二人と別れ、つつじヶ丘に下る。もうかなり陽が落ちてきた頃、つつじヶ丘に到着する。無料の第滑り台を滑ろうとするが、全然滑らないので、駆け下りてきた。

 

 つつじヶ丘発つくば駅行きの最終バスに乗って帰途につく。ただ、休日は19時発の最終バスもあるらしい。

 

 みなさん、お疲れ様でした。

 

                                                                 記:網干