実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 3名 | 健常者 | 12名 |
平成29年4月16日 | 明神ヶ岳 | 合計 15名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:最乗寺(9:30)…見晴小屋(10:50-11:00)…神明水(11:30-11:40)… 明神ヶ岳(13:05-13:40)…明星ヶ岳(15:05-15:20)…強羅駅(16:45) |
天気:晴れ | ||||||
初めての「大人と子どものふれあい登山」第1回目は、箱根の明神ヶ岳から明星ヶ岳への縦走とした。ややきつい行程だが、昨年の「親子で目指そう富士登山」に参加した子どもたちだけなので、体力的には問題はない。
小田急線の車窓から富士山がよく見える。今日は山頂から富士山がよく見えるだろうか? 空気中の水蒸気が多い春であることと、今日の予報が午後から曇りになっていることが心配の種だ。
大雄山駅で下車して道了尊行きのバスに乗る。終点の道了尊でバスを降り、最乗寺で自己紹介と体操を行って、出発する。
杉の植林帯が続く登山道を登っていく。足下には、ナガバノスミレサイシンやミヤマカタバミが咲いている。地味な花を付けるカントウカンアオイも咲いていた。ゼンマイもいくつか見つけた。
朽ちて使えない見晴小屋で小休止。丹沢方面がわずかに見えるが、あまり見晴らしが良いとは言えない。
さらに登っていくと、防火帯に出る。 植林帯から雑木林になったので、芽吹きの木々が美しい。アブラチャンも小さくきれいな花を付けている。タムシバも白い花を付けている。
野鳥は、コガラやメジロなどの留鳥の他に、コマドリやオオルリ、キビタキ、ヤブサメの声も聞こえた。今年はいつもより渡りが早いのではないだろうか? 世界的な温暖化が進んでいるのだろう。
登るにつれ相模湾も見えるようになる。さらに大山や塔ノ岳をはじめとした丹沢の山々も見えるようになる。パイプから勢いよく水が流れ出ている神明水を過ぎ、その次は明神水となる。
トラバースにかかると、稜線は近い。子どもたちはとても元気に登ってくる。稜線に到着すると、後ろを見てくると子どもたちは走るように引き返していった。右膝が痛いと言っているK君も、本当に痛いのかと思うほど、とても元気だ。
稜線に出て少し行くと神山や駒ヶ岳がよく見える。さらに行くと、ITさんが山頂から下りてきた。こちらが30分ほど遅れていたので、もう引き返したのかと思い、下りてきたとのこと。2時間くらい待っていたようだ。いつも、気にかけていただいてとてもありがたい。
山頂に立つと、残雪を抱いた富士山が大きく見える。手前には金時山がたたずんでいる。ここで昼食タイムとする。時間的には予定より遅れているが、みんなとても元気だ。
集合写真を撮った後は、山頂を後に明星ヶ岳に向かう。これから行く道もところどころ見えている。背の高い笹を刈り払った登山道を歩いて行く。振り返ると登ってきた明星ヶ岳が見える。
宮城野に下る分岐を過ぎ、明星ヶ岳山頂まで行く。ここは展望がないが、大文字焼きで有名な山で、大文字山とも呼ばれている。分岐まで戻り、宮城野への下山道を下っていくと、大文字の一番上に出る。木がかり払われているので展望も良い。箱根の町がよく見える。
シュンランやヤマルリソウを楽しみながら、ぐんぐん下っていく。車道に出て、橋を渡ると宮城野のバス停だ。ここでバスに乗りたい人もいたと思うが、今回は計画通りに強羅駅まで行く。最後の車道の坂をひとがんばりすると、強羅駅に着く。好天に恵まれた1日、久しぶりに登山をしたという人もいましたが、みんながんばりました。お疲れ様でした。
記:網干
《参加者の感想》 今年もまた山の仲間に会える、孫たちは前日も早く寝てその日を楽しみにしていました。新宿駅で会ったとき、お互いに大きくなったねと子供の成長を驚き、喜びました。昨日は温度が高く、6リットル用意した水がどんどんなくなっていく。明神が岳山頂に着いたときはすっかりなくなっていた。幸いFさんがポカリスウェットを持っていたので譲ってもらえた。子供達は声をあげて、とにかく楽しそうにしている。それを見にきたからわたしはうれしかった。自己満足にひたる。Kさんの万歩計では3万歩だという。すごい。夢中になって、長い時間、仲間と歩いた一日、どうでしたか?大人になっても、いつか思い出してもらえたら、うれしい。 記:S.Kさん |
大人と子どものふれあい登山(第1回明神ヶ岳・明星ヶ岳)山行報告