実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 1名 | 健常者 | 6名 |
平成29年11月3日 | 高尾山・城山 | 合計 7名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:小仏(12:40)…小仏峠(13:30-13:45)…城山(14:15-14:55)…高尾山(16:00-16:45) …薬王院(17:00-17:35)…高尾山口(18:40) |
天気:快晴 | ||||||
10月28日に計画した高尾山が雨の予報だったため、中止にして、今日個人山行で行うことにした。晴れの特異日である今日も、数日前まで雨の予報。気象庁、日本気象協会、ウエザーニューズの予報を見比べて、雨が降ったとしても一時的なものだなと思い始めたとき、気象庁の予報が2日前になって変わってきた。降っても朝のうちだけで、千葉県と東京都区部の範囲で済みそうだ。前日の朝、結構することをみなさんに伝える。
前日の夜から八千代市は雨。明け方まで降っていたようだ。家を出る頃には雨は止み、青空も覗いている。新宿から京王線に乗る頃には、快晴になっていた。
石巻から新幹線に乗り、日帰りの計画できたGさん。「ムササビ君、必ず出てきてください」と心の中で祈る。
高尾駅から午後最初のバスに乗る。こんな時間から山に登る人はいないと思ったが、バスは立っている人が何人もいた。日影で多くの人が下りる。私たちは終点の小仏で下りる。自己紹介をして出発。舗装道路をまだサポート経験のないTさんにしていただく。
車道から広い登山道になり、さらに登っていくと小仏峠に着く。東京都心が見える。新宿の高層ビル群は見えるが、スカイツリーはかすんでいて見えなかった。しかし帰ってきて写真を見たら、ビル群の後に写っていた。
尾根の途中で富士山や丹沢の大室山が見える。さらに登ると城山に到着。植えられたイロハモミジは、きれいに紅葉している。今日はのんびり個人山行。茶屋でビールや酎ハイを買って一休み。猫がニャーと挨拶に来る。
一丁平には、2本のアカマツが目立っていた。富士山や丹沢方面の展望がすばらしい。午後の日差しを受けて、ススキも輝いている。
一丁平から一旦下り、また登っていく。トイレを過ぎるとモミジ台、ここも展望が良い。最後の階段をがんばると高尾山の山頂に着く。もう16時なのに、観光客であふれている。みなさんライトを持っているのだろうか、心配になる。
日の入りは16時45分頃。日の入りを見てから薬王院に行くことにする。高尾山の山頂で日の入りを見るのは初めて。富士山と沈みゆく太陽の光景がすばらしい。
日が沈んだところで、薬王院に向かう。まだ登ってくる人たちも大勢いる。薬王院のムササビが住む天井裏の穴を探す。一番手前の穴が近くて良いのだが、そこにムササビがいるのだろうか? 先に来て上を見ていた二人連れがいたので、ムササビの出てくる穴を聞こうとしたが、つれない様子で、答えてはもらえない。2人の世界を邪魔したこちらが悪いのだろう。
すると、Oさんがネズミのような生き物が穴から出て天井に上がったという。それは見られなかった。今度は、Iさんが足音がすると言う。これはかなり可能性が出てきたなと感じる。赤いセロファンを貼ったライトを穴に向ける。おお、ムササビが顔を出してくれた。
私は懐中電灯をOさんに持ってもらい、ビデオカメラを構える。写真を撮りたいが、もう2本腕が必要なので、それは無理。今回はビデオに専念することにする。すると、ムササビが穴から顔を出す。これからもまだ時間がかかると思っていたが、30秒ほどで、飛び出してきた。一瞬の間に林に消えていった。
穴に1頭だけで住んでいるはずはないと思い、次の1頭を待ったが、出てこなかった。1頭見られただけでも満足なので、引き上げることにする。
一号路方面に向けて歩いていると、ムササビが右から左へ30mほど飛んでいった。30mも1秒ほどの時間しかかからない。一瞬だった。キュルキュルというような音も聞こえた。視覚障害のあるFさんは、姿を見られなかったが、この音を聞くことができて良かった。飛ぶときに音がすることも初めて知った。
次は、東京の夜景を楽しむ。十一丁目から夜景が見えた。さらに展望台があったので、上がってみる。ここはビアガーデンの場所だった。確かに展望はすばらしい。遠くで花火も上がっていた。
周囲が暗く、登山道の方向がよく分からなかったが、Iさんがいろいろ調べて下山する1号路を確認してくれた。
ここからは、舗装された長い下り。腿が痛くなってくる。ケーブルカーには大勢の人たちが整理券を持って待っていたようだ。高尾山は夜も賑やかなのだと初めて知った。
日の入りや夜景、富士山、そしてムササビといろいろ楽しめた高尾山でした。お疲れ様でした。
記:網干 |
個人山行(高尾山・城山)報告