難台山・吾国山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 6名
平成29年4月23日 難台山・吾国山 合計 11名 会員外 障害者 0名 健常者 2名
コースタイム:愛宕山駐車場(9:00)…南山展望台(9:35-9:45)…団子石峠(10:10)…
        難台山(11:25-12:00)…洗心館(13:05-13:15)…吾国山(13:40-13:50)…
        福原駅(15:35)
天気:快晴

 今日はすばらしい好天に恵まれた。昨晩は、以前いた会社の山岳部の先輩に誘っていただき、4名が愛宕山の麓の別荘に泊めていただく。Tさんの奥様の手料理を味わわせていただき、久しぶりにTさんの山の歌を聞いて楽しむ。Kさんからは国士無双という日本酒の差し入れもあった。山の話しや山の歌を楽しみつつ、いつの間にか眠りについていた。

 

 岩間駅に全員集合するが、KRさんが手違いで遅れるらしい。M君とお母さんのFさんは久しぶりの参加。Fさんの話を聞き、ここまでの道のりの苦労などをお聞きする。今日、こうして一緒に再び山を歩けることを心からうれしく思う。

 

 愛宕山は、サクラの山。4月上旬は、麓から見ると、山がピンクに見えるほど。今回はソメイヨシノの時期は終わっていたが、八重桜などが美しい。いつものように声出しの後、舗装道路を歩きはじめる。

 

 舗装道路から整備された広い登山道へと入っていく。植林帯の場所もあるが、雑木林は、芽吹きや新緑、サクラの花などが色鮮やかで、うっとりするほど。低山の春は、紅葉の季節より美しいと感じる。足下には、タチツボスミレが途切れることなく咲いている。ミミガタテンナンショウやウラシマソウも咲いている。

 

 まずは南山展望台に着く。山々の山腹は、芽吹きの木々やサクラ、新緑の木々などでほんわかした雰囲気を作り出している。まさに山笑う春の季節。とても美しい。足下には、スミレというスミレも咲いている。

 

 展望台からは、いくつかのアップダウンを繰り返す。登山道はジグザグを切っていないため、かな利の急坂に感じる。Y君は、朝ご飯を食べなかったため、バテ気味。なかなかペースが上がらない。それでもがんばって登ってくる。後から追いかけてきたKRさんが追いつき、Y君に行動食を食べてもらって、Y君も少し元気が出たようだ。

 

 筑波山がよく見えるところを過ぎ、さらにアップダウンを繰り返して、ようやく難台山山頂に到着。芝生のような草の上に座って、昼食タイムとする。好天に恵まれてとても暖かい。M君もとても元気に登ってきた。

 

 難台山からの下りもなかなか急だ。お昼を食べたY君は、元気になってぐんぐん下る。みんな順調に下っている。しかし、ここからもアップダウンは続く。このコースは、標高は低いが、アップダウンの多いハードコース。それでもこの季節は、とても楽しく歩ける。

 

 車道と交差する道祖神峠を過ぎ、その先の洗心館の広場で休憩する。広場には、カントウタンポポが咲いている。ここから吾国山への最後の登りをがんばる。途中に伐採地があり、愛宕山や難台山がよく見える。春らしい色合いにうっとりする。

 

 遅れてきたY君を待ち、さらに最後の急坂をがんばる。吾国山山頂からは、遠くに那須連山も見える。日光方面は女峰山が見えたが、男体山は雲の中でよく見えなかった。KRさんは、ここから下の道を通って愛宕山駐車場に戻るとのこと。今までこんなによい山だとは知らなかったとのこと。近くにある良き山ですね。

 

 吾国山からの下りは、カタクリ群生地を通る。カタクリの花はもう終わり。残骸の花弁を残しているものもあった。

 

 吾国山から下り、水田に出る。さらに畑の中の農道を歩く。柔らかな土の道は足裏に心地よい。振り返ると登ってきた吾国山が見える。Kさんが間違って蹴飛ばしたのはアミガサタケ。クリームスープなどで食べるとおいしいらしい。

 

 春爛漫の里の道を歩いて福原駅に到着する。みんなと一緒に帰りたいというY君は、友部経由で柏まで一緒に帰る。人と一緒にいることが本当に好きな子だ。春の茨城の山は、とても優しかった。

                                                              記:網干

 

《参加者の感想》

 最高の登山日和!陽も暖かく、ちょっと冷たい風は歩き出すとむしろ心地よく…

 野の花々は「ワタシをみて!」とアピールしているようでした。

 体調不良が続いていた長男ですが、この季節ならではの息吹にますます元気を貰えたようです。ありがとうございました。

 アップの写真は満載のことでしょう!急斜面の上り下りに意識が集中しがちでしたので(汗)、改めて楽しみたいと思います。

                                                             記:F.Iさん

 

 孫のYと山へ行く前日、Tさんの別荘に泊まらせていただきました。奥様の手料理と美味しい日本酒に酔いました。T夫妻、Kさんのおもてなしに感謝です。

 久々にいただいた山菜の数々。前日に山に採りに行ったと聞いて、そこによばれたわたしたちはなんて幸せなんだと感じたものでした。Yも飽きもせずにみんなの輪の中に入っている。大人も子供もない、そこは山男たちの世界でした。山の話はつきない。第2弾が待ち遠しい。

 翌日の難台山、吾国山はTさんたちが二週間に一度整備しているというだけあり、とても歩きやすく、居心地のいい山でした。アップダウンがあり、なんかアスレチックな感じがよかった。新緑がまぶしく、風が気持ちよかった。無数のすみれを寝転がって撮るリーダーは健在だ。孫のYは岩間の山男さんたちにまた会いたいといっていました。人の温かさを感じたほっこりする2日間でした。

                                                             記:S.Kさん