南高尾山稜(清掃登山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 2名 健常者 9名
平成29年12月3日 南高尾山稜 合計 11名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:大垂水峠(9:15)…大洞山(9:45-10:00)…中沢山(10:30-10:45)…
        三沢峠(12:05-12:40)…草戸山(13:10-13:25)…草戸峠(13:40)…四辻(15:00)…
        高尾山口駅(15:20)
天気:快晴

 このところ、日曜日が好天に恵まれるパターンになってきた。今日もすばらしい天気だ。

 

 今日は、年に一度のごみ拾い登山。ゴミ袋とトングを持って、大垂水峠を出発する。毎年尾瀬でボランティアをしているSさんは、トングも尾瀬ボランティアで使っているもの。板に付いている。

 

 大垂水峠の歩道橋を渡り、尾根をトラバース気味に登っていく。樹林帯を登っていくと、大洞山に到着。植林された木の間から富士山が見えている。よく見えるところまで下りて写真を撮る。雪は少なめな感じがする。

 

 山頂で集合写真を撮り、休憩してから出発する。コンピラ山を過ぎ、巻き道を通ってさらにトラバース気味に行くと、中沢山の山頂に往復する道がある。ザックを置いて山頂に向かう。3分ほどで到着。石仏のようなものが立っている。振り返ると樹林が切れて、丹沢方面の山々が見える。檜洞丸や蛭ヶ岳方面だろう。

 

 紅葉は全体的には茶色のものが多く、あまりきれいとは思えないが、時折、真っ赤に色づいたモミジやきれいな黄色の葉も見つける。帰ってから図鑑で調べてみると、赤はヤマモミジではないかと思われる。黄色はダンコウバイやオオモミジだろうか?

 

 こちらの南高尾山稜は、高尾山とは違って比較的静かな山歩きが楽しめる。この好天だから高尾山はごった返していることだろう? こちらは、いくつかのパーティーと抜きつ抜かれつ歩く。

 

 しばらく行くと、樹林が切れて展望の良いところがある。麓には相模川が流れ、丹沢の山々が大きく見える。右奥には富士山がたたずみ、さらに右に目を向けると、白い山がほんのわずかに見える。南アルプスだろう。

 

 西山峠を過ぎ、時々巻き道を使いながら尾根を歩く。三沢峠へは巻き道で行こうとしたが、左手に赤く色づいたモミジが見える。巻き道ではそれが見えないと思い、直登コースに変える。といってもすぐそこなので、負担はない。真っ赤に色づいたモミジを楽しみ、少し下ったところが三沢峠だった。ここで昼食タイムとする。今日は、みんな良いペースで歩いている。40分ほど計画を短縮している。

 

 三沢峠から草戸山へは、階段のアップダウンがある。階段は疲れるね。右手には城山湖が見えてくる。草戸山の山頂はなかなか展望が良い。新宿の高層ビル群やスカイツリーは見えなかったが、広い関東平野を実感することができた。

 

 草戸山から四辻までは、小さなアップダウンを繰り返す。標高差はないが、徐々に疲れもたまってきている。軽いストレッチをしながら歩いて行く。紅葉した葉が地面を隠し、きれいな絨毯のように敷き詰められている。そんな自然の芸術を見ながら下っていく。四辻には元気な子どもたちの声で賑わっていた。私たちは休まず下山する。

 

 車道に出て、高尾山口駅を目指す。ここからは高尾山らしい喧噪の道となる。いつものように、電車は一番前の車両に行き、慎ましく懇親を図りながら、帰路についた。

 

                                                               記:網干