実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 5名 |
平成30年2月4日 | 高根山・寝姿山 | 合計 5名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:蓮台寺(10:40)…高根山(11:45-12:30)…寝姿山(14:20)… 下田ロープウェイ(15:00) |
天気:快晴 | ||||||
寒い日が続く異常気象のこの冬。少しでも暖かい場所と思い、伊豆の下田にある高根山から寝姿山の縦走を計画した。当日は、東京方面は曇っていたものの、伊豆半島に入ると快晴の空が広がる。このところ、ずっと天気に恵まれている。
伊豆急の車窓から伊豆諸島の眺めを楽しむ。海に反射する太陽がまぶしい。東京から3時間半の電車の旅を終え、蓮台寺駅で下車する。暖かな電車から出ると、伊豆といってもやはり寒い。今日は風も強いようだ。
蓮台寺駅から稲生沢川沿いの道を歩く。踏切を渡って、山道へと入っていく。登山道は荒れた箇所もあるが、道ははっきりしている。赤い前掛けをしたお地蔵さんが何体か現れる。「○丁」と書かれた石の道標もあったが、一丁毎に設置されているわけではなく、山頂が何丁なのかも分からず、よく分からない道標だった。
尾根上に出ると山頂はすぐそこ。避難小屋のような小屋の軒先にさびた鐘が下がっている。Sさんが木槌でたたいてくれたが、とてもきれいな音だった。
山頂に着くと、すばらしい展望が広がった。大島、利島、新島などがよく見え、長九郎山から猫越岳方面に目を移すと、手前の山の向こうに白いものが見える。最初は雲かなと思ったが、平らな部分があり、それが富士山の山頂部であることは、すぐに分かった。「富士山が見えるよ」という声がする。高根山から富士山が見えると思わなかったので、ちょっとしたサプライズだ。
青い海、雪を抱いた三原山、海の色がきれいな白浜海岸。そんなすばらしい展望を見ながら、風のないところをIさんが探してくださり昼食タイムとする。
高根山からの下りは、事前に調べたとおり、急坂だった。ずっとロープが下がっている。急坂は途中からさらに滑りやすくなった。
急坂を下りると、今度は山腹のトラバースが始まる。ところどころ外傾して滑りやすいところがあるので、要注意だ。今は通れないはずだが、蓮台寺や白浜方面に下ることを示した道標がある。やや不明瞭なところもある登山道だったが、ようやく広いところが見えてきた。ここを過ぎて、ゲートを越えて車道に出て振り返ると、「立入禁止」と書かれている。ここは私有地なので、本来は入れないらしい。しかし、私たちが歩いて来た方向には、何も書かれていないので、分からないまま通過してしまった。
ここから少し車道を白浜側に歩き、林道を寝姿山へと登っていく。振り返ると遠くに天城山方面の山が見えてきた。数日前の雪が少し残っているようだ。
寝姿山の山頂は、少し分かりにくかった。ヤマケイオンラインから印刷した地図では、寝姿山は196mになっているが、昭文社の地図では200mになっている。森林公園の中にある200mのピークに山頂標識があった。これが分からず、林道を少し行きすぎてしまい、Iさんの少しおかしいという言葉で気づかせてもらうことができた。
山頂からロープウェイの寝姿山駅に向かって下っていく。ロープウェイ駅周辺は、縁結びの愛染堂やイカリのモニュメント、展望台、黒船見張所などがある。寒桜も7分咲き。みんなはロープウェイ駅に向かって歩いて行ったが、メジロの声を聞いた私は、寒桜とメジロの撮影を楽しむ。
ロープウェイを下りて、少し歩いて振り返ると、寝姿山は、女性が仰向けに寝ている姿に見えた。これで名前の由来に納得。あとは、のどを潤しつつ、3時間半の電車の旅を始めることになる。山と海の風景を楽しめた一日でした。
記:網干 |
高根山・寝姿山山行報告