実施日 | 山名 | 参加者 | 会員 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 4名 |
平成30年3月11日 | 四阿屋山 | 合計 4名 | 会員外 | 障害者 | 0名 | 健常者 | 0名 |
コースタイム:節分草自生地(10:05)…尾根上(10:55-11:05)…四阿屋山(12:05-12:15)… 山居(12:50-13:30)…薬師の湯(13:55) |
天気:曇り一時晴れ | ||||||
今回の山は、節分草と福寿草で有名な四阿屋山。至る所に「小鹿野町」と書かれている。「オガノさん、有名だな!」とつい頭に浮かんでしまう。
まずは、三峰口駅から予約していたタクシーで節分草自生地に向かう。今日は、少しどんよりした曇り空だ。でも、雲が薄いところもある。午後からの晴れ間に期待しよう。
節分草自生地は、一面に節分草の花が咲き、白い絨毯のようだ。派手な花ではないが、作りが繊細で、とても好きな花の一つ。アズマイチゲは咲いていないか聞いたら、入口につぼみが一つあっただけ。まだ2週間ほど早いのだろう。かなり奥で、ザゼンソウも見つけた。多くの写真を撮り、園地から出る。道路脇には、甘酒を無料で振る舞っていた。おいしくいただいて、出発する。
今回は、ルートをどうしようか考えていたが、参加人数が少なく、障害を持つ人がいないので、上級者向けと言われるつつじ新道を登ってみることとする。30mのロープも持ってきた。
舗装道路を少し戻り、つつじ新道を登り始める。最初から急登となる。花粉がピークとなっている杉林を登る。私はマスクを付けたまま登る。マスクの内側は、吐いた息でびしょびしょ。濡れていた方が花粉が入ってこないので、好都合なはず。息苦しさは感じない。
尾根に上がって小休止。ここから少し行くと、トラバースして山居に行く道との分岐となる。核心部の岩場は、ここからすぐそこに見えている。ソウンスリングが2本しかなかったので、女性二人にセットする。Iさんは、ロープなしで登ってもらう。
まずは、トップで網干が登る。上に行くほど、足場が細かくなり、鎖が付いていなかったら3級程度の岩場なのではないかと思われた。ロープで確保して、女性二人が登ってくる。最後は、Iさんだ。やはり最上部に来て少し苦労しているようだ。後ろから来たパーティーのリーダーが、3点支持で登るようにアドバイスしてくれている。Iさんは、岩登りトレーニングの大切さを感じたようだ。
この岩場の上にも鎖場が連続する。核心の岩場に比べたら、ずっと簡単な岩稜だが、落ちたら助からない。慎重に登っていく。続いて痩せ尾根や岩場の下りもあり、さらに鎖場の登りが続く。今日は、リーダー養成山行でした。
長く続いた鎖場も終わり、ようやく一般コースの山居から山頂に至るコースと合流する。ここから山頂までにも鎖場がある。が、ここは簡単に上り下りできる。
山頂からは、よく見えるはずの両神山は雲の中。それでもその右手に、今年計画した二子山のとがった二つのピークが見えていた。山頂は狭いので、山頂標識で集合写真を撮って、すぐに下山にかかる。昼食は、山居で福寿草を見ながら摂ることとする。
つつじ新道への道から分かれ、山居への道に入るが、ここも鎖場が連続する急坂だ。階段もできているが、滑らないように注意が必要。転落したら、かなり下まで落ちてしまう。
ようやく神社に到着し、山居目指して下る。左手は福寿草の自生地のため、ロープを張って保護している。枯れ草の中から、福寿草がきれいに花を開いている。今日、一番きれいな福寿草だった。山居は、ロウバイや紅梅が咲くとても楽しいところ。福寿草もたくさん咲いている。ここで昼食タイムとする。
以前、ここには、秩父紅というオレンジ色の福寿草が咲いていたが、今日は全く見られない。2007年に来たときより福寿草自体が少ない感じ。今年は寒くて開花が遅れているのかも知れない。
山居から舗装道路を歩いて薬師堂方面への駐車場に向かう。駐車場から山道を下る。ここも階段で結構な急坂がある。歩きやすい道もあり、そんなところはのんびりできる。予定よりもかなり早く、薬師の湯に到着。ここで1時間弱の時間を使って入浴する。
バス停に戻るとザックがたくさん並んでいる。失敗したかなと思ったら、みなさんは秩父駅行きに並んでいるらしい。我々は、それより早い三峰口駅行きのバスに乗る。このバスは、小さなバスで、乗客は非常に少ない。バスに乗ると、すぐに眠りについてしまった。今日は、変化に富んだ山になりましたが、みんなでがんばり、無事に終えることができました。NPO法人として最後の登山となりましたが、ここまで大きな事故なく来られたことに、ただただ感謝です。
記:網干 |
四阿屋山山行報告