大人と子どものふれあい登山(第1回御前山)山行報告
実施日 |
山名 |
参加者 |
会員 |
障害者 |
0名 |
健常者 |
7名 |
平成30年4月22日 |
御前山 |
合計 7名 |
会員外 |
障害者 |
0名 |
健常者 |
0名 |
コースタイム:奥多摩湖(9:15)…サス沢山(10:35-10:45)…惣岳山(12:15-12:25)…
御前山(12:45-13:30)…境橋(15:50) |
天気:晴れ |
大人と子どものふれあい登山だが、今回の子どもの参加は、M君だけになってしまった。みんな中学生になり、部活動等が忙しくなったのだろう。
今回は、奥多摩の御前山に登る。この季節は、やはりカタクリとの出会いが目当て。すばらしい天気の中で、奥多摩湖でバスを降り、トイレを済ませ、軽い運動をして歩きはじめる。
小河内ダムの上を歩き、対岸からは、いきなり急登が始まる。しかし、新緑がまぶしいくらいに輝き、そんな中にいられることがとてもうれしくなる。早いグループにはどんどん先に行ってもらう。こちらは、いつものペースでゆっくり登る。
木々の間からエメラルドグリーンの奥多摩湖が見える。木が多すぎて写真ではうまく表現できないと思い、ほとんど写真は撮らずに登る。ヤマガラやヒガラ、センダイムシクイ、ヤブサメ、そしてオオルリの声も聞こえる。遠くでツツドリの声も聞こえる。ほぼ夏鳥はそろったようだ。
サス沢山からは、奥多摩湖がよく見える。手前の山の上には、飛龍山も見えている。左奥には、大菩薩嶺がよく見える。気温も高く、今日は最高の天気だ。
さらに登っていくと、足下にはギンリョウソウが咲きはじめていた。さらにハルリンドウやタチツボスミレが咲く。そしていよいよカタクリのお出ましだ。しかし、標高の低いところでは、すでに花は終わっていた。今年は気温が高かったので、もう花期が終わったのではないかと、少し不安になる。
しかし、案ずる必要はなかった。登るにつれ、旬のカタクリがたくさん見られるようになってきた。圧巻は惣岳山の山頂付近だった。非常に多くの花が咲いている。M君と私は、よい写真を撮ろうと、きれいなカタクリを探し、寝転んだり、姿勢を低くして撮る。上から撮ってもカタクリの顔は見えない。花よりも低い位置から撮らなければ花の表情を写せない。2人で一所懸命に撮影に励む。
惣岳山の山頂から先は、もう登山道以外は立ち入り禁止になっていた。惣岳山の山頂は、広くて昼食タイムにもよいのだが、ITさんが山中で合流する予定だったので、昼食は山頂で摂ることにする。
山頂直下で真っ白な富士山が目に入ってきた。うっすらだが、間違いなく富士山だった。
山頂に着いたが、ITさんはいないようだ。とにかくベンチに座って昼食タイムとする。黄色い花は、キジムシロだろうかミツバツチグリだろうか、よく分からないが、たくさん咲いている。
山頂からの下山路もカタクリが多かった。いったい何枚撮ったのだろうか? 帰ってからの写真の選別が大変だが、下手な鉄砲数打ちゃ当たるで、とにかくたくさん撮る。
鋸山につながる稜線から離れ、栃寄の大滝方面に下る。避難小屋付近には、コガネネコノメが咲いていた。ハシリドコロも多い。少し下ると、ヒナスミレも咲いていた。どんどん下っていくと、久しぶりにアズマイチゲの花を見つけた。ここでもM君と一緒に写真を撮る。
栃寄の大滝からは、一時閉鎖になったようだが、今は通行できる山道を下ることにする。ミソサザイが近くでさえずっている。なんと写真に収めることがで来た。
最後は車道に出て、バスの時間を気にしながら急いで歩く。多くの人が並んでいる境橋のバス停から、予定通りの時間のバスに乗車することができた。今回は、子どもはM君だけだったが、多くの花の写真を楽しむことができたことが収穫だった。
記:網干
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