高取山忘年山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 12名
平成30年12月9日 高取山 合計 15名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:東中学校前(10:30)…高取山(12:25-13:00)…念仏山(14:15-14:25)…
        善波峠(14:55)…弘法山(15:20-15:30)・秦野駅(16:45)
天気:曇り

 今日は、2018年の最後の計画となる忘年山行だ。今年は丹沢南東部にある高取山で行う。天気予報は非常に良かったが、雲が多く、肌寒い一日だった。

 東中学校前でバスを降り、近くの空き地で今年の最多参加賞や新人賞、精勤賞の表彰を行う。最多参加賞は、20回参加のNさん。障害者部門は10回参加のKさんだが、今日は参加できず、先週参加したときに賞品を渡していた。新人賞はMさん。年間6回の参加だった。10回以上参加の精勤賞は、IさんとSさんだった。今年は数年ぶりに参加したり、十数年ぶりにたくさん参加した方が多かった。

 表彰式の後は、車道を歩いて高取山を目指す。緩やかに登っていた車道だが、途中からかなりの急坂となり、ジグザグに登るようになる。東京カントリークラブのゴルフ場が近づく。ハイキング道はこちらと書かれた案内板に従って少し下るが、すぐに登り返し、ゴルフ場の中を歩くようになる。キャディーさんに聞いたらこの道で間違いないとのこと。

 柵を越えて進んでいく。さらに登ると柵を越えるところがないので、そのまま柵に沿って歩いて行く。一部下るところもあった。さらに行くと柵は傾いたりするようになり、さらに先では、沢状のところで、地面が崩れていて、通過が非常に難しいところに行き当たる。足がずるずる滑るところを行ってみるが、ここを全員が通過するのは不可能と判断し、引き返すことにする。高取山は諦めて、車道を歩いて弘法山に行こうと思っていたら、途中で高取山はこちらという小さな看板を見つけた。こちら側からはよく分かるが、登ってくる側からはよく見えない。ちょっと取り付け方が良くないようだ。

 それでも、気を取り直して、正しい登山道を登っていく。急な階段が何度か出てくる。そこをがんばって登っていくと、高取山の山頂にたどり着いた。山頂には数人の登山者がいた。大山がよく見える山頂だ。ここで昼食タイムとする。江ノ島や横浜のランドマークタワーが見えている。

 高取山からは、念仏山を経て、弘法山に向かう。忘年会場に遅れないか心配だが、弘法山に向かうコースが一番近道とも思えたので、予定通りのコースを行くこととする。

 山頂からの下りは、なかなか急で木の根が多く、時間がかかることが心配された。しかし、下りが苦手なMこさんをMさんが絶妙のサポートをしてくれている。おかげで順調に下ることができた。

 もう10月だが、まだところどころに赤く色づいたカエデが見られる。ゴルフ場を右手に見下ろしながら山道を歩いて行く。ゴルフ場から離れると念仏山に到着する。ここからは、江ノ島や三浦半島、そして真鶴岬や伊豆半島方面がよく見える。これから向かう弘法山も俯瞰することができる。箱根方面は、雲間から差し込んだ光のカーテンの向こうに見えている。

 念仏山から善波峠に下り、標識に従って弘法山に向かう。この付近になると登山道はとても歩きやすくなる。途中でエナガの群れに出会うこともできた。

 弘法山山頂には、井戸水をくみ上げる手押しポンプがあった。少し休憩し、忘年会場に遅れないように先を急ぐことにする。

 権現山には行かず、巻き道を行っていたはずなのだが、権現山の展望台に着いてしまった。特に休憩せず、すぐに下ることにする。時間も16時近くになり、少し薄暗くなってきた。権現山からは、急坂にジグザグに付けられた山道を下る。下りが苦手な人にはちょっときつい下りだ。

 忘年山行は、いつも楽な山にしているのだが、今年は忘年山行にしては少しハードだった。

 平地に下りた後は、夕暮れの空の下で、秦野駅近くの忘年会場に急いだ。次の予定のあるSAさんと別れ、予約した居酒屋で忘年会に突入する。今年の山仲間アルプ3大ニュースは、①NPO法人から任意団体になったこと、②15周年を迎えたこと、③カムバックした方が多かったことになった。とても盛り上がって、今年1年、事故なく登山を終えられたことを喜ぶことができた。来年もよろしくお願いいたします。
 

                                                             記:網干