ずっと曇り予報だった今日は、関東地方は晴れの予報に変わった。しかし、伊豆半島の付け根付近には、雲を表すグレーの色が使われていたので、富士山を見ることはできないかなと心配になっていた。
当日は、良い天気で明けたが、伊豆半島が近づくと雲に覆われるようになってしまった。修善寺駅付近も曇り空だった。しかし、降水確率は20%程度だったので、雨の心配はないだろうと、タクシーに乗り込む。
予定では船原峠でタクシーを降りる予定だったが、車道をかなり歩くので、伽藍山手前の太平洋展望台(土肥駐車場)まで行ってもらうこととする。タクシーを下りるととても寒い。空はどんよりと曇っている。フリースもダウンも着込んで出発する。
歩きはじめると、ほんの少しだが小雪が舞うようになる。伽藍山の登りは、ほんの少しだが、ダウンなどを着ているので、暖まってきた。一面、笹原となる。振り返ると、猫越岳と天城山に通じる尾根が見えるようになる。
伽藍山を越えると、これから向かう達磨山が見えるようになる。晴れていれば、富士山はもとより、南アルプスもよく見えるはず。今日は、どんより曇って、裾野さえも見えていない。
この山域は、笹原の尾根が続く。展望が良いので、晴れていれば最高の尾根だと思う。昭文社の地図には地名が書かれていない古希山に到着。私ももうすぐ誕生日なので、古希まであと9年だ。それまでは、元気に仕事と山を楽しみたいものだ。
古希山を過ぎると、達磨山が正面に見える。達磨山を見ながら、一旦、西伊豆スカイラインに出る。そして、達磨山への登りにかかる。ここも、気持ちの良い笹原だ。振り返ると、歩いてきた道がよく見える。しかし、天城山方面は、雲に包まれてしまっていた。
山頂に着くと、ご夫婦が休んでいた。達磨山は一等三角点の山。奥さんは、この付近の一等三角点の山をよく知っている。以前登った浜石岳も一等三角点とのこと。私はもうすっかり忘れていた。
山頂で昼食を摂り、後から登ってきた女性3人グループの一人に集合写真を撮ってもらう。寒いので、ゆっくりしていられない。早々に下山にかかる。
細かな雪が時々横殴りで降るときがある。小達磨山を過ぎると、降雪はかなり強くなってきた。しかし、細かな雪なので、積もることはない。今日は、スタートを伽藍山の直下まで上げたので、戸田峠から金冠山も往復することとした。
金冠山の向こうには、内浦湾や淡島、それに沼津アルプス、その左手に沼津市も見えていた。戸田峠に下りて、バスの時間を確認すると、計画したバスの前に発車するバスはない。金冠山を往復し、途中から山道を下って、だるま山高原レストハウスまで行くことにする。
今回の登山道は、とても歩きやすく、ハイキング道のようだ。金冠山の山頂へも歩きやすい道が続く。アンテナのあるところが山頂だった。天気が良くないので、遠くの山は見えない。少し休んで下山する。
ゴルフ場のフェアウェイのように広い道を下ってレストハウスまで行く。計画よりもバスに乗る時間を2分短縮できた。期待した富士山や南アルプスは見えなかったけど、正月でなまった身体を目覚めさせるには、ほどよい山でした。
記:網干
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