今日はすばらしい天気に恵まれた。西武線の車窓から真っ白な富士山を見ることもできた。
皆野の駅で下車し、予約していたタクシーに乗り込む。男衾登山口でタクシーを降り、準備をして出発する。今回は、8名の参加者だ。
民家の横の登山道を入ると、すぐにフクジュソウが咲いていた。民家の方が植えたのだろう。秩父紅と言われるオレンジ色のフクジュソウも咲いていた。
しばらく山道を登っていくと、半納登山口からの道と合流する。杉の植林帯が続く。暑くなってきたので、小休止をして、衣類調整をしてもらう。
久しぶりに登山に参加したNさんは、ゆっくりペースだが、確実に登ってきている。登り初めて1時間20分ほどでキャンプ場に到着する。少し先に、城峰神社がある。神社の前は展望台になっていて、両神山や甲武信ヶ岳など、奥秩父方面の展望がすばらしい。両神山の右奥に見えるのは、南アルプスかと思ったが、八ヶ岳であることを山頂の展望写真で分かった。
神社の左手を登っていく。尾根上の歩きやすい道だったが、途中、岩の多い所も出てきた。尾根の左手には、多くの雪を抱いた真っ白な山々が見える。これも北アルプスかと思ったが、谷川連峰や志賀高原方面の山であることが後で分かった。
山頂に着くと、一等三角点であることを知らせる看板が目に付いた。電波塔は、展望台になっている。上がってみるとすばらしい展望が広がる。雲取山から飛龍山、和名倉山、雁坂嶺、木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山、両神山、二子山、遠くに八ヶ岳、その右には、東西の御荷鉾山とその後に浅間山が見える。さらにその右手には、横手山などの志賀高原の山々が続き、真っ白な谷川連峰へと連なっている。さらにその右には、日光の男体山や白根山も見えていた。
すばらしい展望を楽しみ、ゆっくりとお昼ご飯を食べる。日が当たっているとぽかぽか陽気で、防寒着もいらない。
1時間近く休んで山頂を後にする。日陰に入ると、やはり寒い。それでも歩いていれば暖かくなる。行く手の稜線に直登の道と巻き道があると、迷うことなく巻き道を行く。鐘掛城も巻き道を使って通過する。
危険なところもない歩きやすい道を下る。途中、鉄塔のある展望の良いところで、小休止。今回、最初から抜きつ抜かれつしていた埼玉県のグループが追い越していった。
しばらく下ると林道に飛び出すが、林道を横切って下る道がよく分からず、下っていく道を行ったが、どうもないようなので戻って、少し行ったら、正しい道を見つけることができて。
最後は、林道となり、下っていくと、西門平のバス停に着いた。しかし、バスの時間まで1時間半もある。何もない所で待つのも辛いので、しばらくバス路線の車道を歩くことにする。
そろそろ疲れてきて、歩きたくない雰囲気になったところで、秩父華厳の滝の入口にあるバス停に到着。ここに茶屋があったので、ここで休憩してバスを待つことにする。華厳の滝を見に行った人もいた。
最後に車道を歩いたこともあり、少し疲れて、バスに乗り込む。あとは爆睡で皆野駅に着いた。
記:網干
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