1週間前は雨も降る予報だったが、直前になって晴れ間もある曇りの予報に変わってきた。当日の朝は、すばらしい天気の元で、自宅を出発する。
本来は、今回「大人と子どものふれあい登山」だったが、子どもの参加がないので、大人同士のふれあい登山で実施する。こじつけかも?
藤野駅に着くとバス乗り場には長い列ができている。すでに臨時のバスが行き、定刻のバスには乗れなかった。臨時のバスが戻ってきたら、それが臨時で出てくれるらしい。約30分ほど遅れてバスは出発した。
藤野駅からは、対岸の山にラブレターのモニュメントがある。ITさんが、「あれは地元のTさんという方が、地元の振興につながればと自分で作ったものだ」とのこと。地元愛がすばらしいですね。
バス停でバスを降りると、すぐに陣馬山に向かう道があるが、少し先のトイレで用を済ませてから出発する。トイレの少し手前にも陣馬山に向かう道があったので、この道を登っていく。少し登るとバス停からの道と合流していた。
今回のコースは、一ノ尾根コース。私は初めて上るコースだ。傾斜は緩く危険箇所はなく、とても歩きやすい道が続く。ただ、あまりスミレなどが咲いていない静かな道だ。それでもギンランを見つけた。植林側は暗いが、雑木林側は明るい。美しい新緑の林を楽しみながら登る。
かなり登った頃、イカリソウを見つけた。花の形が船の碇に似ているからイカリソウという。写真を撮って登っていく。
花は少ないが、春なので野鳥の歌声はたくさん聞こえてくる。今回は、イカルとキビタキの声が多かった。ツツドリやアオバトの声も聞こえた。
和田に下る分岐を2つ過ぎると山頂は近い。山頂直下はこれまでも何度も登った階段だ。樹林が切れているので展望がよく、生藤山がよく見える。山頂の茶屋も見えてきた。足下には、ナルコユリやアマドコロと思われる花が咲いている。まだつぼみのキンランもあった。
陣馬山の山頂に着き、ベンチで昼食タイムとする。今まで座っていたお二人が空けてくださった。ここには茶屋が3つほどあり、大きな鯉のぼりがたくさん泳いでいる。今日は、暑くもなく寒くもない、とても過ごしやすい気温だ。山頂でゆっくりして下山にかかる。
景信山に続く稜線を奈良子峠まで歩き、そこから陣馬の湯方面に下る。こちらはこれまでより少し急だが、以前下りが苦手だったMさんは、問題なく下っている。とても上達していることが分かる。
ヤマツツジの花もちらほら見られた。陣馬の湯に下り、あとは舗装道路を歩く。バスの時間までまだ30分ほどあったが、車道を歩くのも疲れるのでバスで帰ることにする。近くに酒屋さんがあったので、のどを潤すことができた。
記:網干
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