休憩時間を入れて9時間余りの長い行程となりましたが、全員そろって最後まで歩きとおすことができました。
天気予報では「曇り 夕方から雨?」となっていました。歩き出しは青空が広がっていましたがしばらくすると一面の曇り空になり、正丸峠あたりからは「爽やか」というより「少し冷たい」風が吹いていました。その後はときどき薄陽が差したり曇ったりを繰り返しながらの、歩きやすい天気が続いてくれました。午後2時ころからポツリポツリと落ちてきましたが、「これ以上ひどくならないでほしい。」と思いながら歩いているうちに上がってしまいました。参加された皆様の日ごろの行いに感謝です!
駅から正丸峠分岐までの間は、家々の庭などに春の花が咲き乱れていました。
伊豆が岳山頂直下の鎖場がある男坂は通行禁止となっているため、迂回して山頂を目指しました。通行禁止の中を登っている人もいましたが、小さな石が落ちる音がときどき聞こえてきました。山頂で少し早い昼食を取りました。周囲には大きなヤマザクラの木が何本もあり、膨らみかけた蕾と赤みがかった新芽が揃ってきれいでした。伊豆が岳からの下りは長くて急な斜面が続き慎重に降りました。下りが苦手な人もいましたが、途中で止まることなくスムーズに歩くことができました。頑張りました!
伊豆が岳を過ぎると登山者の数が減り、穏やかで静かな山道を、様々な色をした新芽やミツバツツジ、アカヤシオ、アケボノスミレなどを楽しみながら歩くことができました。鳥の声は何回教えていただいても覚えられませんが、今回、ヒガラはわかったような気がします。次回聴いても多分?だと思います。
大きな鉄塔の周囲がきれいに伐採されており、工事用車両のために作られたと思われる広い道がハイキング用の細い道と交差したり重なったりして続いていました。
天目指峠から子の権現までの間は最後の登りが延々と続きました。ゆっくりとペースを落として歩いたので思ったより楽に歩け、「登りの歩きに自信がついた。」という声も聞こえてきました。
子の権現の参道の売店においしそうなワラビが並んでいました。何人かの人が購入しましたが、売り手に回っている人もいました。売店の横にある大きな木は、雷?の後か、上部が黒焦げてなくなっていて迫力満点でした。
その後はひたすら駅まで下っていきました。
予定時間どおりに西吾野駅に到着したときは、皆で達成感、安ど感に浸ることができました。
皆様の頑張りのお陰でとても充実した山行になりました。ありがとうございました。
記:茅原
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