★5月20日
今回は参加者が集まらなかったが、昨年より行きたかった山だったのでソロ山行とした。初日は曇り空で御座石鉱泉よりスタートした。
燕頭山まで急登が続くのと辺りはガスとなり眺望もないので、花を探しながら登るようにした。初めは赤ツツジ、少し登るとミツバツツジがきれいに咲いていた。登山道に白い花びらが目につくようになり、辺りを探すと白いアジサイだった。
燕頭山に到着する頃には霧雨になって来て、ひと休憩する事にした。ここからは緩やかな登りなので気持ちも少し楽になった。晴れていれば、途中で八ヶ岳や槍ヶ岳も見えるようだ。この辺りでは白いバイカオウレンが咲いていた。
小屋に到着すると、テント場ではテントが一杯で大賑わいだった。人気のあるテント場なのだが、これにはびっくり。天気が悪かったので、小屋の人には明日山頂に登るよう勧められ、小屋でのんびりと体を休める事にした。
★5月21日
2日目は快晴で朝焼けを見るため、早朝4時より小屋から観音岳を目指した。沢を渡って急登が始まる。所々に雪道が残っていて、注意して登った。登る途中で日の出と雲海を見ることができた。
稜線に出ると、モルゲンロートの北岳と滝雲の千丈が岳が同時に見れて、久しぶりに感動した。観音が岳近くまで登ると、雲海に浮かぶ八ヶ岳や富士山、右手には南アルプスの山々を見ることができた。山頂ではこれらの眺望を堪能した。
帰りは地蔵岳とオベリスク前を経由して下山した。小屋前ではテーブルでスタッフの皆さんが丁度朝食を取っていた。声をかけるのも悪いので、小屋の天然水を補給して下山した。
下る途中、燕頭山を過ぎた標高2000m辺りで雲海のガスが出て来た。下りも急坂で長く続くので、正直足に堪えた。最後は少々疲れたが、無事に下山する事ができた。2日目は晴天にも恵まれ、山々の眺望を存分に楽しめたので素晴らしい山行となった。
記:加登 |