今年最後の忘年山行で代表のAさんが3年10か月ぶりに参加され、総勢10名の山行となった。天気は快晴で季節はずれの暖かさとなった。秦野駅からのバスは登山者の大行列で、臨時バスに乗り込んだ。
ヤビツ峠に到着後、準備を整えて出発した。少し登ると左手に富士山が見えて来て、標高を上げるにつれ富士山と丹沢の山々がくっきりと見えて来た。また、右手には相模湾と遠くの大島まで見え、眺望を堪能しながら歩く事ができた。途中、鳥の鳴き声がしてよく見ると、胸元が赤いウソがアオハダの赤い実を食べていた。
分岐点に合流すると、程なく神社の奥の院に到着した。山頂周辺は既に人が多く、電波塔近くで昼休憩した。ここは人がまばらで近くに富士山と丹沢の山を大きく見る事ができるお薦めの場所だ。出発時間を決めておいたのだが、皆さん最後まで山の景色に見入っていた。
下りは見晴台を目指して下山した。こちらも下山途中の眺望が良く、左手に新宿のビル街まで見え、右手に大山に続く稜線や相模湾まで見渡す事ができた。日当たりが良いので、今日は少し暑さを感じる程の陽気だった。また、Aさんの歌も出始めて、通りすがりの方が反応するぐらい気持ちの良い登山となった。見晴台には予定より20分遅れて到着したが、少し休憩して阿夫利神社に向かった。
阿夫利神社の近くまで来ると紅葉が一部残っていて、Aさんは何と仰向けになって写真を撮っていた。ここであらかじめ予定していたケーブルカー組と登山組の二手に分かれて下山した。登山組は大山寺に立ち寄ったが、石段の紅葉は見頃を過ぎていて人も少なかった。そろそろ帰りのバスの時間が押し迫っていたので、ここから登山組もケーブルカーで下山する事にした。すると、前のケーブルカー組も乗っていて、皆一緒に下山する事になった。
ケーブル駅からは参道を通って、時間があればゆっくりと下るのだが、バスの時間に間に合うよう下って行った。帰りのバスも満員状態で車渋滞も少し気になったが、予定通り伊勢原駅に到着する事ができた。
最後に、普段登山されないKさんも頑張って付いて来てくれて、皆さんお疲れ様でした。忘年会では新人のYさんの歓迎会も兼ねて、大勢の皆さんと会を楽しむ事ができました。また、Aさんの久しぶりの参加で山の話や歌で盛り上がり、賑やかな山行となりました。今年一年無事に終える事ができ、ありがとうございました。 記:加登
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